先日、コンビニで『日本人のためのお金の教科書』のムックが売っていました。
金融庁が出した『高校生のための金融リテラシー講座』を大人のために改変した、というこの一冊。
昨日は三遊亭円楽師匠が、今日はアントニオ猪木氏が亡くなるというなんとも悲しい出来事で
なーんにもやる気がなくなってしまい、なんか暇つぶしにコレをパラパラめくっていました。
私自身、まぁそんなに大金を稼いでいませんが、お金そのものには非常に興味があって
昔から『バビロンの大富豪』とかを愛読していました。
基本的な知識ほど、即役に立つ。
この本は家計管理から始まって、将来のリスクのためのお金の活かし方、
可能性を大きくするためのお金の借り方、資産運用や税金についてなど、割と幅広く、しかも基本的な内容が網羅されています。
内容こそオーソドックスですが
・内容が最新のものにアップデートされている
・オーソドックスだからこそ、簡単には変わらない基本的な知識を学べる
というのがいいんじゃないか、と思います。
投資はしたくなくても、儲かる相場を知るのは重要
中には「私投資が分からないから」と潔くこの手の話を面倒くさがる人がいますけど
そういう人ほど、この本位は読んでおいた方がいいと思います。
というのも、人生を生きているとあらゆる方面からお金にまつわるトラブルが色々付いて回るからです。
で、そういう時に自分の身を守るのが「毎月10%の利益を出すなんて、そんな難しいことできるわけがない」という割と基本的なマネーの知識で
コレを知らないと人にホイホイ騙されて虎の子を失ったり、もっと巧妙に自分が騙されたと気付かないまま、手元の財産が失われることが実に多いからです。
誰とは言わないけど、貯金が命のある人は、人生初めてで手を出したのが安愚楽牧場のオーナーで
国会議員が勧めているから絶対安心と何口か持っていたそうです。
要は基本的な知識すらもないと、言ってる相手の肩書で簡単に鵜呑みにしてしまう、ということです。
まぁ、その人はお金が戻ってこない「程度」で済みましたが、知らないという事は、もっと人に災難を及ぼす可能性があるんです。
知らなかったじゃ済まされない『金融トラブル』も充実
そんなわけで、私にとって一番興味があったのが『金融トラブル』の章。
ネットワークビジネスや、SNS、マルチや投資勧誘、FXと…内容があらかた網羅されています。
この手の話は自分の中で近づかないようにするのが大事ですが
こういった分野は、お化粧に最新技術を盛り込むのが上手い。あるいはそういった所にするりと入ってくる。
SNSでも、たまに変なアカウントが近寄ってきますよね。
そんな簡単に儲かる話はないと締めてかかるのが一番ですが、人間ってどうしても欲に目がくらんでしまう。
まして、子どもだと分からないままに巻き込まれて途方もないダメージを食らうこともある。
こういうのって、自分が金銭的に損するだけならまだマシで
儲け話があるからと特殊詐欺グループに使われて一発懲役(詐欺罪は初犯でも高確率で、執行猶予が付かない実刑になります)の憂き目にあったり
人を巻き込んで家族や親せき、友人など人間関係を崩壊させたりして、「カネで買えないもの」を失ったりするんで
ある意味お金以上に怖い存在です。
TKOの木本さんなんか、仮想通貨で儲かると人を集めてお金を借りたりしてましたが
本業の芸能人を引退するだけで済むならまだマシで、もし人を勧誘していたら、自覚無くても逮捕の可能性が出てきますからね。
そんなわけで、降って湧いて来る災難を避けるためにも、お金の知識って絶対に大事なわけです。
この本は1000円しないで買える本なんで、
普段お金のことをあまり考えていない人もザっと読んでおくことをお勧めします。
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