Twitterでとんでもないニュースが流れてきて、あ然とした。
鹿児島県喜界町の町母子寡婦福祉会(原田千津江会長、会員126人)は7日、青と黄2色の千羽鶴を完成させた。
ロシアの侵攻に苦しむウクライナの人々に寄り添いたいとの思いから、同国の国旗のカラーリングをイメージした。戦争の早期終結と世界の平和を願い、駐日ウクライナ大使館へ送る予定という。
(中略)
ウクライナでの被害に関する連日の報道で、現地の状況に心を痛めていた会長の原田さん(72)。少しでもウクライナを応援できないかと会員に呼び掛け、千羽鶴とストール、国旗を贈ることにした。
千羽鶴は会員で手分けして作り、1週間ほどで完成。青と黄を配色したストールと国旗は、喜界島染織工房の大島順子さん(80)が協力し、試行錯誤しながら仕上げた。
原田さんは「報道で悲惨な状況を見るたびに苦しくなる。子や孫には戦争のない時代を過ごしてほしいと平和を願って作った」と語った。
あたしはホント、頭が痛くなった…。
こういうのを「善意の暴走族というのだろうな」と。
善意があれば何やってもいいのか?
まず、今爆撃受けたり、銃弾飛んできてるウクライナに、千羽鶴が何の役にも立たない、という
当たり前のことがこの人たち分かってない。
そして、紙を折って作った千羽鶴は軽いわりに大変バルキーである。
ウクライナ大使館には食料や日用品といった物資を送る人もいて、それらを保管するスペースを確保するのに大変な手間をかけている。
そこに、大量の千羽鶴を送るとなると、事務的な負担が無駄に跳ね上がるという、当たり前のことがどうにも理解できないらしい。
別に平和を願う心は、私も持っているが処分に困るものを送りつけて「よりそいたい」と70代の人間が言うのは、どう考えても想像力の欠如であり、ありていに言ってしまえばバ〇である。
「新聞記者!お前、これいいニュースと思って配信したのか!?」問題
とまぁ、平和ボケ全開で千羽鶴を送ろうとしている連中を
チンドン屋のようにはやし立てた南海日日新聞社の記者は、東日本大震災やその後の国内の被災地で度々発生している千羽鶴処理問題をしらんのか!?といいたい。
だとしたら勉強不足にもほどがある。
さらに、こんなニュースをさも、美談のように書いちゃうセンスのなさは、絶望的ですらある。
さらに、Yahoo!ニュースで転載されて、日本中に鹿児島県喜界町の町母子寡婦福祉会の逆宣伝を全力で行って、心ある人を嘆かせ、そうでない人からも呆れさせる現状を
どう考えているんだろうか。
実際、この記事の配信よりも前に、こんな記事もあるんだぞ!!
「善意の千羽鶴」最終処分法を考える
日本は「言霊の国」であり、祈りを大事にするということであろうか、と思うが
こういった「余計なお世話」がいかに現場に負担をかけ、もっと言えば「迷惑」だということはブログ主のようなバカでも容易に想像できるのだが、
どーも、そこまで思いつかなくて、今も日本中のジジーババーがせっせとウクライナカラーの折り鶴をおる光景を想像すると
「平和ボケもここに極まれり」とイヤーな気分になってしまう。
彼らも、途中で気がついて、しかし「努力の結晶」をどうするか?という最終処分の問題が日本中で散発しそうな気さえしてくる。
この「紙つぶて」どう処分すればいいんだろう?
そこで、私に一つ提案がある。
在日ロシア大使館にその折り鶴、送りつけてはいかがだろうか。
彼国では、ウクライナカラーは着用するのはご法度とのこと。
ジジイババアたちも、あふれるばかりの思いの丈を、ウクライナの交戦国であるロシアに送って差し上げたらいかがだろうか。
あ、もちろん輸送コストは、送り主負担で。
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