この記事では、英単語、熟語を英文を通して覚えられるとロングセラーのDUO3.0の英文を解説します。
今回は section 8 編になります。
それにしても、DUOの英文は分詞構文を多用していますね。section8もやっぱり、分詞構文の話が出てきます。
高校の時には「ネイティヴは分詞構文を使わない」という俗説を聞きましたが、ご覧のとおりでよく出てきます。
分詞構文に限らず、文法事項に慣れるには、意味を意識しながら例文を音読することが有効なのかなぁと。文法書に書いてある日本語の解説を丸暗記してもあまり役に立つとは思えません(まったく無駄とは断言できませんが)。
実例を音読で取り込んで、例文を通して文法事項を「こういう時に、こう使う」とセットで覚える方が結果的に英語の感覚に慣れる一助になると思います。
94.The plane blew up and plunged into the ocean, killing all the people on board.
言ってるそばから出ました!この文章も分詞構文です。
用法は「結果」ですね。
飛行機が爆発して、海に突っ込んだ。「その結果」搭乗していたすべての人が死んだ、という意味です。
一応書き直すと…
The plane blew up and plunged into the ocean,and (it) killed all the people on board.
になります。カッコの中のit が表すのは、the plane です。
ところで、なぜココが分詞構文になるか、という考察ですが、色々考えたところ、その前に
blew up and plunged という風に、and を使っているからなんじゃないでしょうか?英語というのは表現や単語の重複を嫌うので…
あと英語らしいのは、「搭乗者が全員死んだ」というのを、主語はthe plane のままで(飛行機が)全ての搭乗者を殺した、と表現するところですね。
95.They are working around the clock looking into the cause of the crush.
↑これも分詞構文ですね。
They are working around the clock (and they are) looking into the cause of the crush.を面倒くさいからカッコ内を省略して一つの文につなげた、といったところでしょう。
100.The vehicles are inspected for defects every three months.
ここでは多分、イの一番に習うであろう「現在形」をおさらいしましょう。
現在形って、一番最初に出る時制なんで、なーんとなく意味を知ってる人も多いはず。
しかし、実は説明するのが結構難しくて、
「現在進行形」との区別がついていない人が案外多いんです。
現在形では、その名の通り①「現在の状態を表す」ものがありますが、
この意味で使われているのは同じ状態が続く「状態動詞」の場合です。
She loves you.(彼女は君を愛している)というように、ずーーーっと愛してる状態が続くものそれが状態動詞です。
さて、その他には②「現在の反復動作を表す」意味もあります。
これは、今を中心として過去から未来にわたって繰り返されるもの
I go to school by bus every morning.(私は毎朝バスで学校に通う)といったものがコレ。
そして③「一般的な事実を表す」意味。
これは、The earth goes around the sun.(地球は太陽の周りを回る)といった。
多分地球が誕生して以来、ずーーーーーっと続いてきた事実なので、現在形で表されるわけです。
この①、②、③をひっくるめて「現在形」なわけです。
ちなみに、この例文の用法は③ですね。
【参考】DUO3.0は20年以上売れ続けるロングセラー&ベストセラーなんですが、挫折率が大変高い一冊です。より効率的な学習をしていただきたいので、当ブログでも関連記事を多めにしています。
一番閲覧数が多い「DUO3.0を50周してみた」は、学習者が困りそうな内容についてブログ主が自分の経験上、分かったことを書いてあるので、参考にしてみて下さい。
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