この記事では、英単語集DUO3.0の
section 44 の読みにくい英文を解説します。リクエストがあれば随時追加更新しますので、コメント欄にメッセージお願いします。
531.”Jennifer deceived me!” “You should have known better than to trust her.”
これは、2つ目の文に絞って話をします。
know better (than to do) は、「(〜しないくらいの)分別がある」という意味ですが、比較の形からも
「考えたことの方がやることよりマシ」という意味があるのはお分かりになるかと思います。
中学レベルだと数字なんかの比較で分かりやすい比較がでますが、高校レベルになると、こういった概念の比較が出てきます。例えば
A whale is no more a fish than a horse is.(馬が魚でないのと同様に、クジラも魚ではない)
みたいな、いわゆる「クジラの構文」もこれに当たります。
例文に戻ると、
You should have known better than to trust her.のshould have は、仮定法過去分詞の用法で、「過去に起こらなかった」ことを表します。
この場合、「ジェニファーに騙されるような分別を持つ」ことが過去に起こらなかったことです。
そうであったら良かったけど、実際はその分別を持っていなかった、ということです。
532.Tom regretted having wasted a great deal of life.
コレは、文の中の時間線に注意してみましょう。文章の主語、動詞はもちろん
Tom regretted です。では、その後のhaving wasted a great deal of life は、Tom regretted の時間と同じなのか、それとも過去の時間なのか?
コレはhaving wasted で説明できます。これは、完了形ですから、過去の過去、つまり大過去で、後悔する前の時間線で「時間を浪費した」ことをトムが後悔していた、と分かるわけです。
このように、DUO3.0は単語集ですが、例文を読む際に文法的な知識があれば、より深く内容を理解できます。
こういった、DUO3.0をやる上で知っておくとより効果的な知識を集めたのが、当ブログの『DUO3.0を50周してみた』です。ぜひご参考にしてください。
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