今日は天皇誕生日。
特に予定があるじゃなし、出かけるにも世の中、コロナコロナとやかましい。
そんなわけで、先日借りた『ビブリア古書堂の事件手帖』と『モーパッサン短編選』を返却しに地元の図書館に行きました。
本を返すついでに、アメリカ人ラナルド・マクドナルドと長崎通詞を描いた
吉村昭の『海の祭礼』を借りて帰ろうかと思ったのですが、あいにく貸出中ということで目算が外れてしまいました。
ちょっと、当てもなくなってしまったので、館内をブラブラしながら、背表紙を眺めていくことにしましょう。
図書館のメリット~好きな本を借りられる
私自身、本は傍線引いたり、書き込みをして読むタイプなので、図書館の本はあまり利用するのはどうかな、と思っていた時期もありましたが、
やっぱり図書館には、なんかの機会にブラブラするのが習慣みたいになっています。
それっていうのも、図書館には
絶版や新刊書店では目にしない様々な内容の本があるからです。
日本国内で一年に出版される書籍というのは、それこそ無数にあるので、普段色んな所にアンテナを張っておいて、その度に抑えていっても、網から漏れるのは当たり前ですよね。
それに、昔の本はやっぱり選に漏れてしまう。
Amazonのマーケットプレイスのように、古書を探せるサイトもないではないけれど、とんでもない価格で出品されていると手も足も出ませんし…。
やはり、一回手にして目を通しておきたいという思いがありますね。
そんなわけで、今もブラブラと図書館の本を眺めているわけです。
全部、外れてもともと!「ギャンブル・リーディング」
こういう時は、たとえその時に興味がなくても、何となく引っかかった一冊を手に取るようにしています。
なんてったって、図書館は公共サービスでタダですし。
今回は、こんな本をみつくろってみました。
日下公人『日下公人の発想力講座』、松本仁一『カラシニコフ』、保阪正康『真説光クラブ事件』、斉藤章佳『「小児性愛」という病』、ニコラス・フェイス『ブラック・ボックス』、トマス・ホーヴィング『にせもの美術史』の計6冊です。
日下さんの本は、20年くらい前に良く読んでいましたね。久しぶりなんで手が伸びました。
『カラシニコフ』は自動小銃の名前です。ソ連製の自動小銃で、食料は無くても、この銃と弾はタップリと紛争地帯に送り込まれ、「小さな大量破壊兵器」と呼ばれていました。
あー、AK-47とか、現役であるもんな…と思って借りたものです。
『光クラブ事件』は東大生が金貸しをしていた、それがコケて自殺した位しか、知りませんが「あー、あったね」と思ったので借りました。
『「小児性愛」という病』はタイトルを見てギョっとしたから。こういう、ネガティブな反応の本は中々金払って買おうとは思わないので。
『ブラック・ボックス』は航空機事故の本。10年くらい前にメチャクチャハマっていた時期があったのを思い出して、手に取りました。
『にせもの美術史』は「お、こんな本があったのか?」と借りることに。当方美術は相当疎くて、山田五郎さんの本を読んで、ゲラゲラ笑っていたり、最近連載が復活したマンガ『ギャラリーフェイク』が好き、という程度です。
…とまぁ、選書は見事にテキトー。
借りた本を斜め読み!
元々がテキトーに借りた本ですから、読み方もかなりざーっと読んでいきます。
タダなんだから、肩の力を抜いてね…
それで面白いとなったら、自然に力が入って熟読しているし
つまんなかったら、即やめる。
もともとが当たりが出れば儲けものですから、当たりが多ければ面白い本を読めて大満足ですし
つまらない本だったら「買わなくて良かった」とホッとするという…
図書館と利用カードがあれば、即できる私の遊びです。
で、こういった「ギャンブル」は、取材なんかでも結構役に立つ。幅広い知識があれば、相手に話を聞く時でも、知識ゼロよりかは若干は深く中身を掘れるからです。
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