まさに現代の魔女狩り!〜福田ますみ『でっちあげ』

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読書メモ
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この記事では、

福田ますみさんの『でっち上げ』から

ごくフツーの教師が社会的生命を抹殺される寸前まで追い込まれる、

というホラー映画も裸足で逃げ出す話を紹介します。

怖い…が読後の感想。

魔女狩りもかくや!というレベルで、読んでて鳥肌が立ちました。

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そもそもどんな事件だったか?

キッカケは学校への親からのクレームから始まりました。

「うちの子が先生から混血を侮辱された!これは差別だ!」

と両親はおかんむり。

校長は事なかれ主義でお説ごもっとも、と幕引きを図ろうとしたが、

親はますますヒートアップ。

殴られただのカバンをゴミ箱に捨てられたと次々と教師の行為を批判します。

校長側はひたすら防戦一方で、親に言われるがまま教師を処分。

やがてマスコミに嗅ぎつけられてローカルニュースから実名報道になり

全国的な大騒動に…

当時の報道(西日本新聞)

しまいには

「子どもがPTSDになった!許せん!」

とついに親は教師を相手どって民事裁判に訴えました。

「差別され、ケガまで負わされた!かわいそうな子どもを救え!」

とばかりに「人権派弁護士」が

500人以上集まり、異例の大弁護団を結成します

かたや教師側は

停職6カ月の処分を受け「殺人教師」のレッテルまで貼られて、まさに絶体絶命!!

しかし、親の主張が全部ウソ

だったからさぁ大変!!

結局、次から次へと真実が暴露され、

最終的には教師は無罪を勝ち取ることに…

…こんな話

いくらなんでもウソだと思うでしょ?

ところがこんな事が2003年に起こったんです。

おかしなことだらけな「被害者」の主張

私から見ると不可解な事だらけなんです。

まず、子どもが不可解なケガをしたなら、

医療機関で診断書を書いてもらうでしょうし、クラスの中で侮辱行為をした、とのことなので、

他の子どもの口から漏れてその段階で大問題になるに違いないのです。

ところが、そんな話がまったく出てこない

全てが告発した親ソースの発言。

むしろこの子どもの方が粗暴で片付けが出来なかったりと

中々の問題児だったりするんです。

そんなこと、子どもの口から「真実」を聞いてる同級生の親に当たれば

比較的簡単に分かるはずなのですが…

どうして当たり前のところを調べないんでしょうね。

教師を訴えるにしても

傷害罪で刑事告発すべきところをなぜか、民事裁判で訴えるのも変。

息子がケガさせられたならやはり刑事裁判で傷害罪を問うべきなのに、なぜ民事?

まぁ、私のズルい脳みそで考えると、

警察事件として訴えると、

改めて事実関係が徹底的に調べられて具合が悪い。

それよりも「相手が謝った」という一点から

さらにマウントを取って攻撃出来る方がいい、と狡猾に計算したんじゃないかなぁ…

この手の話が出ると毎回『ナニワ金融道』のコレを思い出します。

その割にはコロコロとよくウソ(しかもまた、それがすぐバレるレベル。ちなみに「混血」もウソ)をつくあたり、

間抜けといえば間抜けなんですけどね…

初手から間違えたから、大炎上!

この話、初動を校長が間違ったのが一番大きいと思いますよ。

調べて事実がないなら突っぱねるくらいはして良かったのに、

初めから教師がやったと決めつけて、さっさと頭を下げさせて

自分に火の粉が飛んでこないように

もみ消しをはかろうという態度がミエミエ。

最初にロクに調べもせずにモンペに「ごめんなさい」と白旗を上げちゃった校長が大騒動の火元だと思います。

それで「謝っただろ!」と親がさらに付け上がって、

執拗に教師をないことないことで追い詰めようということになっちゃった。

さらに情け無いのが、

裏を一切取らないで人を殺してもいない一市民を「殺人教師」のレッテルまではり、

盛り上がるだけ盛り上がって

「あれ?これウソじゃね?」となったら潮を引くように逃げてった

マスコミの態度でしたね。

彼らの「ジャーナリズム」とやらが聞いて呆れる。

日韓関係と照らして本書を読むと、日本の取るべき立場が分かる

ここまで読んで、

「あれ?コレってどっかで見たことあるな」と慰安婦だ徴用工だと騒ぐ

韓国との最近のゴタゴタを思い出した次第です。

韓国との諸問題において、

客観的事実を鑑みると、

このモンスターペアレントと同じで「ないことないこと」で勝手に怒り、

日本を貶めようとしている。

今の状況を見ている人は知らないでしょうが

当時の韓国政府はこの「従軍慰安婦問題」を全く気にしてませんでした

お膳立てをしたのも煽ったのも、日本発なんです。

それって、村山富市総理大臣や、河野洋平官房長官(当時)が「政治決断」とやらで

「ごめんなさい!」をやっちゃった事が

後々まで尾を引いているのです。

「やってない事を謝るのはいかん」と思いを強くしましたね。

あと、文庫版の解説には、

「あの人」が書いててこれがまた中々いい事を言ってます。

そこも必読なんで、この機会にぜひご一読をお願いしたい次第です。

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