英語版『かわいそうなぞう』の矛盾が気になる

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GWも何事もなく終了し、仕事に追われまくって明けの木曜、金曜も過ぎ…今日も明日も仕事だぜ!あはははは(´・ω・`)。

そんな人並みに忙しい毎日ですが、続けてますよ!音読500回プロジェクト。

新中3生の新英語教科書を使って、中学生並みの英語力を叩きなおすこの企画!

ついに3周目に突入しました!

ここまでいくと「スムーズに読む」ということは何の問題もなく、英文そのものの文法や、単語熟語のニュアンスの違いにも気づく、と先だって書いたわけですが、今回はちょっと困った事態が発生したので、ご報告します。

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英語版『かわいそうなぞう』を読む

この教科書のReading1には、かつてコラムニストの故・秋山ちえ子さんが8月15日に朗読していた『かわいそうなぞう』の英訳が出てきます。

時は、空襲が激しくなった戦争末期…

動物園から猛獣が逃げたら大変だ!と殺処分がきまったジョン、トンキー、花子(ワンリー)の運命を描いた、涙無くしては読めない作品です。

これの英訳が今回の教科書のReadingで、前回の教科書と同様に、採用されています。

英文を音読していたら、妙なことに気が付いた

音読していて、妙に違和感を感じたのが、象3頭が亡くなるときに空襲があったというシーン。

なんか昔、象が死んだときに壮大に葬式上げたって話、じーちゃんがしてたような…。

空襲の最中に、葬式なんてのんきなこと出来るかな…

で、とりあえず最後の1匹、トンキーの亡くなった日を調べてみたわけです。

すると、1943(昭和18)年9月23日という日が出てきました。

東京が本格的に空襲を受けるのは、硫黄島陥落後の1944(昭和19)年11月24日だから、トンキーが亡くなった時に空襲はまだ始まってない!!

「爆弾が動物園に落ちて、猛獣が逃げ出したら」もなにも、まだ爆弾が東京に本格的に落ちてない。1942年に空襲が単発であったけど、英文には

Bombs were dropped on Tokyo every day. とある。

つまり、この物語では1944年以降に(殺処分されたはずの)象が生きていたことになってしまう

なんじゃこりゃ!?となったわけです。

事実に合わない英文を音読する違和感

まぁ、いいんですよ。43年生きてれば、世の中結構シレッとウソが混じるなんてこと日常茶飯事なんで。

調べてみたら「軍が殺処分」を命令したと教科書にあるけれど、

殺処分を指示したのは、当時の東京都長官(今の都知事)。当時の知事は官選知事といって、内務省に任命された人がなるものです。また、この東京都長官が「ちょっと空気をビシッとしなきゃいかん!」というご自身の意志の元で、殺処分を命令したらしい。

というわけで、この英語版『かわいそうなぞう』のおかしな所を2か所も見つけちゃったんです。

そうすると、英文の朗読がなんか、自分に間違った事実を刷り込むためにやっているように思えて、気分が乗らないんですよね。

まぁ、やる気のない「金正恩同志マンセー!」とやる北朝鮮国民のつもりで、淡々と音読回数を積んでおくことにしますか(´・ω・`)。

【今週までの各課の音読累計】

PROGRAM1~3…累計45回

Reading1…累計45回

PROGRAM4~7、Reading2…累計30回

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