46の手習いで今の中学生用の「お金のちしき」を読んでみた

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先日、とある学校の「お金の授業」を取材させてもらったときの話。

まぁ普段から、投資だ貯金だとやっている私ですから、楽勝だなと思っていたら、コレが意外と学びが多かったんで、その時資料でいただいたテキストを46歳が読みといてみようかと思います。

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お金ってなんじゃろな?

普段から財布にあるものですから、改めてお金とは?と問われると、明快に言えないものだったりしますわな。

このテキストの冒頭に出てくるのは、まさに「お金とはなんだろう?」なんです。

お金が出来る前は、食料を採集したり、原料から服を作ったりという「自給自足」でした。

それが社会の発達とともに他の人と「物々交換」を始めるようになります。

しかし、私が豚肉を持って行って、ノートと交換したい時、相手がノートを持っていないと交換は成立しない。

そこで、昔は米や塩といった「保存しやすくて、持ち歩きやすく、誰もが欲しがるもの」をお金の代わりにしました。

これを「物品貨幣」と呼んでいます。

おお、実に分かりやすい!

私は世界史で勉強する時、似たような話を青木裕司さんのテキストから読みました。でも、これなら中学生でも分かるなぁ。

その上でお金には3つの役割がある、と説明します。

①モノやサービスとの交換手段…お金と交換することでほしいモノを買ったり、サービスを利用できる。

②ためておく手段…効果や貨幣は米や塩などのように品質が変わらないので貯めておける

③モノやサービスの価値を表す手段…サッカーボール、ピアノのレッスン代、お小遣いといった違うものでも、値段によって価値を測れる

うんうん、わかりやすい。

限られた予算の中で使う練習もする。

その上で、毎日お金を使って生活をする一方で「働いて稼がなければお金は得られない」から、使いたいだけ使う、ということができないことを次の章で学びます。

その上で、中学生だと一番基本的なお金の動きである、お小遣いの年間計画を立てるワークが挟まります。

これが面白くて、まず1年間の収入計画を月の額から12倍して算出することから始めます。

1か月のお小遣いの金額                円(A)

1年間の合計金額                   円(B=A×12)

その上で「お小遣いを貯めて買いたいものとその金額」を考え、この額を毎月いくら貯めれば1年後に買えるか、を考えます。

お小遣いを貯めて買いたいもの             円(C)

毎月いくらずつ貯めたらいいだろう?          円(D=C÷12)

それで買いたいものを買うための予算を毎月のお小遣いの総額から天引きしたのが「毎月使える」お小遣いの金額となるわけです。

そうすると、毎月使えるお金は             円(E=A-Ⅾ)

ここで、一年間お小遣いを貯めて買いたいものは、大人だと「欲しいもの」でしょう。

そして、欲しいものが高額になればなるほど、普段自由にできるお金の額は減ることになります。大人だと生活に必要な予算が「自由にできるお金」からさらに出ていくわけですから、

「欲しいものを安く手に入れる」「貯める期間をさらに伸ばす」といった、上手にお金を使う必要が出てくるわけです。

手っ取り早く「高いものを買う」か、よく考えて「安く上げる」か

次に来るのはモノの値段の決まり方。

スーパーマーケットに並ぶものも、作る人、運ぶ人、売る人の賃金も含めて決まる、と説明します。

また、魚が大漁ならば値段が安くなり、不漁であるならば割高になるというように、需要と供給の原理が働き、値段も変わります。

これは、どんなものでもそうで、例えば本なんかでもそうですわな。

新発売の本はハードカバーで売り出すことが多いから、2000円超えるくらいの値段になる。

だけれど、人気作品はいずれ文庫化されるから、数年待てば1000円前後で買えるかもしれない。さらに、新古書店なんかだったら、一冊100円で売るかも知れないから何年も待つか…

いや、地元の図書館にいけば借りて読めるかも…でも、40人待ちとかジッと待っていなきゃいけないな…と。

実は、この選択、正解はない。自分でどう考えるかが問われるわけで、お金の使い方は人の生き方そのもの。

だけれど、お金は天から降ってくるものでも、庭から生えて来て木に成るものでもないわけで

その中でどう使うか、で満足感が変わったり、自分の生活をどう賄うかが変わったりする。

中々奥の深い話だったりします。

今の子どもは大変だ~お金のトラブルや見えないお金との付き合い方も

46歳の私が子どものころは、がま口の中のお金が全てでした。

だけれど、今はオンライン決済なんかも割と簡単にできる。だけれど、それは割と簡単にトラブルに巻き込まれるということと同義だったりします。

スマホをいじってて起こることや、街中を歩いてて声をかけられるキャッチセールスなどのお金のトラブルに巻き込まれないために

まずは「お金のトラブル」や「見えない相手」を知ることを勧めます。

具体的には「すぐにお金を払わない」「簡単にサインやハンコを押さない」「相手の業者を良く見極める」などなど。

そして何よりも大事なのは「トラブルに巻き込まれたらお家の人など、すぐ信用できる大人に相談する」こと。

トラブルシューティングの基本は、ボヤの段階で消せ!

その上で、消費生活センターに相談する、といった大人でもできる対処法も紹介しています。

金融商品の勧誘などはなかった

こういうモノを紹介していると、銀行のセールスにあう、というへそ曲がりが必ずいるんで

そういう所に繋がりそうな場所をチェックしましたが、10ページの冊子の中で、そういう内容は全然なかったことを、念のためご報告いたします。

むしろ、基本のキともいえる内容を、中学生(場合によっては小学校高学年でも大丈夫)な記述で落とし込んでいるのは、中々できることではありません。

経済学の教科書でも「いの一番」に書いてあるのは、現代の生活に身を置く限り「お金との付き合いは一生続く」切っても切れないものである、ということ。

それで46歳の私が読んでも、このテキストは中立性には問題がなく、

むしろこれからの子どもたちが「たかがお金」で人生を棒に振らないための親切な入門書だと感じました。大人が読んでも、きっといい「おさらい」になると思います。

ちなみに、このテキストはゆうちょ銀行のホームページからPDFで読めるんで、ご興味のある方はぜひ一読してください。

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