この記事では、第19代の任期をそろそろ終わりを迎えようとしている文在寅大統領が退任した時のために、「前例はどうだったか?」ということで
確認のため、歴代韓国大統領のその後をつらつらと並べていきます。
初代・2・3代大統領「李承晩」
今の竹島問題を作った李承晩ラインの生みの親。日本に領土的野心を持って、ちょっかいを出そうとしたら、北朝鮮に後ろから不意打ちをくらわされる(朝鮮戦争)という大失態を演じる。
その後、不正選挙を糾弾され韓国を逃亡。ハワイに亡命し客死。
第4代大統領 「尹譜善」
クーデターで退任。軍法会議で懲役3年の判決。
第5~9代大統領「朴正煕」
在任中に「漢江の奇跡」と呼ばれる経済発展を成し遂げた。
金載圭KCIA(現国家安全企画部)部長によって暗殺される。
朴槿恵大統領は実の娘。
第10代大統領「崔圭夏」
学生デモ等から粛軍クーデターを実行。さらに光州事件発生。
8ヶ月で退任。ただ、この人だけは捕まることなく、ただ辞めただけで無事に済んでいる。
第11・12代大統領「全斗煥」
任期は無事終わり、後継の盧泰愚が庇っているうちは安泰だったが、
光州事件の責任を問われて部下の盧泰愚と仲良く反乱首謀罪で死刑判決。後に恩赦。

ソウルオリンピックでスピーチしてた大統領が逮捕って聞いて、子どもの頃の私は仰天しましたさ
第13代大統領 「盧泰愚」
ソウルオリンピックの時の大統領。この代で大統領が民選に移行。
退任後に収賄容疑で逮捕。光州事件の内乱罪も発覚。懲役17年の判決。後に恩赦。
前代の全斗煥元大統領と仲良く並んで裁判を受けていた写真が印象的。
第14代大統領「金泳三」
反日ブーストの発明者といえるお方。困ったら反日!何が何でも反日!!
本人は罪に問われることはなかったが、次男が利権介入による斡旋収賄と脱税で逮捕される。
第15代大統領「金大中」
ちなみに大統領就任前に、KCIA(韓国情報局)によって滞在先の日本から連れ去られ、日本海に放り込まれそうになった事がある(金大中事件)。
息子3人を含む親族5人が金がらみの不正事件を起こす。
ちなみにノーベル平和賞受賞者。
第16代大統領「盧武鉉」
とにかく反日、反日でコリ固まった『迷言メーカー』として君臨。大統領をやめた後不正献金疑惑が発覚。
裁かれる前に、本人が飛び降り自殺して話はうやむやに。
第17代大統領「李明博」
現代建設の社長に36歳にして就任したりソウル特別市の市長も経験。
ちなみに「日本生まれ」で海外の元首を務めた唯一の人物。
経済界から政界への転身とあって、実務を期待され任期を全うした。といっても、任期終盤は例によって反日ブーストで竹島に上陸したりと、いろいろやらかした。
そんなアピールにもかかわらず、退任後
在任中の収賄や横領容疑をかけられ逮捕。1審2審ともに有罪。2020年に懲役17年の刑が確定した。
第18代大統領「朴槿恵」
韓国発の女性大統領でもあり、朴正煕大統領の娘ということもあり
一部日本メディアでは親日派大統領誕生か?という声もあったが、そんなことは全くなく、
歴代大統領が任期最終盤で使う「反日ブースト」を就任直後から全開し
「加害者と被害者の立場は千年たっても変わらない」と反日の狼煙を盛大に上げた。が、経済はダメダメで成年失業率は増加、輸出で生きてる国なのに貿易は輸出以上に輸入が増加する「不況型黒字」に。
また、セウォル号沈没事故で所在不明になったり…仕事、能力、その他もろもろで色々あって
韓国の民選大統領で初の「クビ」に。
クビの原因になった「お友達案件」でさらに逮捕され2021年1月に懲役22年の刑が確定。
同年12月に大統領恩赦で釈放…って、懲役22年ついてなんで釈放なんだろう…
さて、このように退任後やたらひどい目に遭う韓国大統領。
「いわゆる徴用工問題」を蒸し返すなど、いろいろやってくれた文在寅大統領は一体全体、どんな「その後」を迎えるのか。
非常に興味深いところであります。
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