私の仕事は外回りがメイン。
車中ではAMラジオがお友達です。
で、ラジオをつけっぱなしにしているとよく流れてくるのが、『聞き流すだけの英語教材』です。
私、このCMが流れるたびに嫌な気分になります。
というのも、購入者は「これでリスニングが良くなれば」と大枚をはたいた挙句、
成果も上がらずに終わるんだろうな…と思ってしまうからです。
リスニング改善に試行錯誤
そんな私だって偉そうなこと言えるレベルじゃない(何年か前に受けたTOEIC705くらい)けど
20年ほど英語を独学してます。
これだけの間には、色んな教材を購入しては試してきました。
ざっと並べていくと…
様々なジャンルの原書、AFNと商品化された録音テープ、CD、アルクの1000時間ヒアリングマラソン、NHKのラジオ講座、などなど…
そりゃもう、今以上に英語のリスニング、熱心に取り組んでいました。
当時は「いつかは英語を使う仕事をしたい!」と思ってましたし。
夜中の静かな時にやったらよく聞き取れるかなと、
リスニングをしてたら、カセットテープを止めたり戻したりがあんまり多かったもので、
カセットテープを動かすガチャガチャ音で両親から「やかましい!」と苦情が来るくらい
(一応言っておきますが、実家は一戸建てです)でした。
しかし、悲しいかな。
いくらCDラジカセで繰り返し聴きとるだけトレーニングをしてもしてもまぁ、悲しいくらいにリスニングが伸びませんでした。
しからば、と様々な英語学習本を読み、「これはいいんじゃないかな?」と思ったものは片っ端から試したのですが、
リスニングは相変わらずよく分からない…
時間とお金(具体的にはウン十万円くらい、8年ほど)をドブに捨てることに…
あー、もったいねー笑
リスニングで大事なのは「耳」だけではなかった!!
そんな中…
ALTをしていた近所のネイティブに英会話のコーチをしてもらったことがあり、
そこで発音(LとR、BとVなど)を教えてもらった辺りから風向きが少しずつ変わり出しました。
彼が帰国するまでの3ヶ月ちょっとの間発音の矯正をしてもらい、
彼が帰国した後は、発音の仕方が書いてある『英語耳』という本で発音を勉強しました。
『英語耳』で発音を確認し、その音が分かると実際の英文を発音する練習に取り掛かりました。
具体的には当時やっていた中学校の英語教科書の音読の際、
発音をネイティブに教わった音に発音出来るように「置き換え」をしていく作業です。
最初は結構大変でしたが、Lの発音はLに、Rの発音はRにという風にキチンと音読するようにしました。
そうすると、聴く方でも改善が見られてきました。
発音を鍛えるとリスニングが改善する
リスニングで重要だったのは、
実は自分で発する発音とリズムであり、ただ聴くだけではなく、「実際にマネをする」訓練を徹底的に繰り返すことでした。
その後、中学校英語の教科書を500回音読した際に英語のリズムをなんとなく体得できたと思います。
発音とリズム改善に強力な効果を発揮したのは、誰もが手にとっていた英語教科書のシンプルな英文でした。
これをネイティブの発音に「出来るだけ近づける」ことを目標に、一冊を読み込み、付属のCDを聴きまくり、CDの発音をマネしまくりました。
そうすると、リスニングがゆっくり話しているように聴き取れ、力が付くのが分かりました。ホント劇的に。
これまでの「カメの歩み」のようなリスニングトレーニングはなんだったんだ!!っていうくらい。
そんなわけで、私…リスニングが苦手な方にはこの教材を試してほしい。

英会話・ぜったい・音読 続入門編
やり方はこの本の冒頭に書いてある(最初にしっかり読んで、
我流にならないようにしてほしい)ので、それを守って、とりあえずこの一冊を指示通りに仕上げたら、間違いなく力が付きます。
ポイントはまず、CDの発音に自分の音読を近づけよう近づけようと練習することです。
この本を仕上げてまだ、発音が気になるようなら発音に取り掛かってもいいと思います。
3ヶ月練習したら手ごたえを感じるはずです。お困りの方はぜひ、お試しあれ!!
コメント