スクールガードリーダーの方を取材してて感じたこと

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地元の「スゴい人」に聞いてみた
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先日、仕事で地元小学校のスクールガードリーダーの方に話を伺いました。

スクールガードは、あらかじめ各小学校に登録した地域住民が学校内を巡回したり、通学路など
の巡回パトロールや危険箇所の監視などを行ったりする学校安全ボランティアで、

その方はもうすぐ80歳。10年以上やっておられる方でした。

写真はイメージです

この方の話を聞いているうちに「人間の幸せってなんだろう?」とフト、思った次第なんでちょっと書いてみることにしました。

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スクールガードリーダーに同行した話

取材当日はスクールガードリーダーにどういう風にやってるか、どうしてやっているのかなどの話を色々おうかがいした後で、実際に下校時にやっている所を同行させていただいたのですが、

このお仕事は小学校から受け持ちの子どもたちを送る→戻ってくるところで子どもに会ったらまたその子を送るの繰り返しです。

通学路は基本、車の通りの少ない場所を選んでいるので、不審者がいないかとか普段と違う様子はないか、などにも気を配り、

子どもたちの安全を確保するという、地味で体力も必要なお仕事です。

取材当日はあいにく雨で、途中から風も強くなり、横殴りの雨で私はびしょ濡れ。

最初のひとグループを送って、戻ってくるところで

私は次の仕事のためにスクールガードリーダーの方とは別れたのですが、

まだまだ学校からは高学年も帰ってくるから、彼はお仕事続行なんです。

嵐みたいな天気になっているのに、まだ先があるのか、と。この日一日で、どれだけ大変かを身にしみて感じました。

だけど、その方は「まだまだやりたい。90を目指すよ」と語っておられました。

万全ではないけど、頼りにされると頑張れる

その方は、膝の具合があまり良くないそうで、病院で水を抜いてもらったりケアをしてこのお仕事を続けておられるとのこと。同行している時も、膝がガクッとなって「たまにこうなるんですよ」と苦笑いしていました。

何年か前にはがんの手術もしたそうで、やっぱり人間長く生きていると体のどこかにガタが来るのは避けられないですよね。

そんな彼の支えになってるのが、実はこのスクールガードリーダーの仕事なんだ、とのこと。

日々子どもたちと言葉を交わしながら、安全に自宅まで送り届ける。子どもたちも顔を覚えて色々話しかけてくれる。

卒業してから何年もたつのに、年賀状をよこしてくれて現況を報告してくれる。

保護者の人たちからも頼りにされ、親しまれて「来年はウチの子どももよろしくお願いいたします」と声を掛けてくれる。

手術で入院した時も「早く良くなってください」と子供たちからメッセージが届き、それに励まされて予定よりも一週間早く、この仕事に復帰できたと嬉しそうに語ります。

身体の具合は決して万全ではないけれど、その声の一つ一つに支えられて、今があるんだよ。

そう語る姿に、心から「素敵な生き方だな」と感じずにはいられませんでした

一粒の麦地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、もし死なば多くの実を結ぶべし

結婚もせず家族も持たない偏屈な私ですが、そんな奴でも老いていくのは確実な未来です。

ここ数年、遅ればせながら靖国神社にお参りに行くようになりましたが、

お祀りされる方々は、「自分の可能性を捨てて、未来の我々にかけてくれた」方々だと思うようになりました。

したがって「彼らから託された今の日本でどう生きて、どうしたら渡されたときよりいい状態でこれからの人に渡せるか」という課題を常に考え続けています。

その一方で、どんだけ能書きを垂れていても一人前にメシを食えなきゃ片手落ちになりますから、今置かれた立場を精いっぱい頑張ることで、毎日が過ぎていってしまいます。

しかし、「パンのみで生きるにあらず」ってのは、げにまっことその通りで

人に頼られ、人に支えられて毎日を実りの多いものにしていくって、素晴らしいことじゃないかな、と思います。

例えば、ネットで上級国民扱いされた人が暴走事故を起こした、という話がありましたね。

確かに現役の時は位人臣を極めて…一生食うに困らぬ退職金をもらっているかもしれないですが、若い人の未来を奪ってしまう結果になってしまうってのは嫌だな、と私は思います。

結局、人間「昔何をしたか」よりも「今何をやっているか」の方が大事だなとは思いますので。

だから歴史に名を残すような、なんて畏れ多いことは言わないんで

スクールガードリーダーの方のように、一日一日をしっかり歩いて、世の中の役に立って生きていく、そんな生き方がしたいなぁ、と。

「自分は今、世の中の役に立っている」という確信ほど、人を勇気づけるものはないと思う今日この頃でございます。

あなたは絶えず、そしてできるだけ多くの種を蒔かねばならない。
それがあなたの生涯の仕事である。
すべての種が芽を出すとは限らない。
といって、全ての種が石ばかりの地面に落ちて無駄になるわけではない。
試してみなさい、試してみること、着手することのみによって偉大な事柄も成就するものだ。(カール・ヒルティ『眠られぬ夜のために』より)

やっぱり、人である以上、世の中にしっかりとしたものを残してあの世で大好きだったじーちゃんに「ちゃんと頑張ってきたよ!」って胸張って報告したい。

…だったら結婚して、子ども作れ?種まきってソッチじゃねーよ(苦笑)

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