自慢でなく、以前居酒屋で文庫本を読みながら一杯やってたら
「君はホントにモノをよく知ってるよね」と言われたことがあります。
「…でも、僕は本を読んでも、頭に入らないんだよね」とも。
本を読んで、知識を身に付けたい人って多いと思うんですけど
世の中に「読書法」がベストセラーになるというのは、そういう事が多くの人にとって
難しいと思われていることの裏返しになっているのかなぁ、とふと考えてしまいました。
読んだ内容は「出さないと、思い出すことができない」
以前読んだ本で知ったのは、「人間の脳」ってものは、
すべての経験や知識を覚えているそうです。
忘れたように思っていても、それは出し方を忘れてしまって記憶の奥底に死蔵されているだけ、だと。
本を読むのはインプットなんですが、アウトプットの場がないとあっと言う間に「死蔵」になってしまう。
だから、人為的でもいったん自分で取り出す必要があるんです。
マジメに入試をやった経験のある人なら分かると思うんですが
予備校でいくら授業を受けても、問題を実際にといて「知識の出し方」を練習しないと、
知識が中々モノにならないのと一緒です。
本の内容を自分で語れば、エッセンスを忘れない
本を読んだら、その内容を人に話して定着させる
こんな読書法を実践した歴史人物がいます。
それは、20世紀最悪の独裁者と言われる、アドルフ・ヒトラーです。
この人、本をむさぼるように読み
翌日の朝、側近たちとメシを食いながら、延々と前夜読んだ本について喋りまくるのが常でした。
ただ、彼の場合はそれを黙って聞いてくれる側近がいたからできたこと。
フツーの人は、そんな人を得るのは難しい。
それに、他の人にうるさがられるかもしれないですね。最近のアパートは壁が薄いから。
そこで、私がおススメしたいのが「読書ブログ」を書くこと。
ノートに書くのもおススメなんですが、ブログなら誰でもすぐに始められて
何回も書き直しや書き加えができ、自分の頭に本の知識を構築するのに、すごく便利なツールだったりするんです。
何を書けばいいの?って人のためのおススメの書き方
といっても、本読んで、何をブログに書くの?っていう人もいらっしゃると思うんで
私も実際にやってる書き方をご紹介します。本を単純にブログに丸写ししたら、それは単なる剽窃となってしまい、著作権の侵害になりますからね。
200字で本を要約する
まずは、本の内容を短くまとめていく方法です。
200字くらいで、本の概要をまとめると、細かなところは思い切って省かないと不可能です
全体の内容をざっと把握して、ツボを外さずに書いていくって
実は結構な作業なんですが、これを続けていくと
日常の話をコンパクトにまとめる力も付くので
普段「君は何が言いたいか分からない」と言われている人に
おススメな書き方だったりします。
本の内容に自分の経験を絡める
もう一つは、本の中で「これ面白いな」と思ったら、それを自分のエピソードに絡めて書いていく方法。
女の子に振られたシーンで、自分の振られエピソードを絡めたり
整理法のことを書いたら、自分の整理法はこうやってる、と書いたりする方法です。
本の内容あまり語らないじゃん?と言われるかもしれませんが
実はこれって知識の紐づけになるので、思い出すのに案外役に立つんです。
またこういう文章を書くのって、頭の中の思わぬ知識と本の知識がドッキングして
もっと変わった面白い変化をするので、割とおススメなんです。
マニアックに徹底的に掘り下げる
最後は「マニアックに掘り下げる」
面白いなと思った所を自分でトコトン掘っていくやり方です。
私だと、昭和天皇が大好きで、一時そのエピソードばかりをひたすら集めた時期がありました。
ノートに書くと、ぐちゃぐちゃになっちゃいますが
ブログだと、何回も追記を繰り返していけるので、
長い時間をかけてコツコツとワンテーマを掘りながら、文章をまとめていくことが出来ます。
やってくうちに、書いた知識がガンガン頭に入るので、この方法もおススメです。
【参考記事】
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