私、一人でシケシケ飲んでおりますと、YouTubeがお供になります。
中でも、最近一番のお気に入りが山田五郎教授(と呼びたくなる)の『オトナの教養講座』です。
これが、とかくとっつきにくいイメージのある西洋絵画史をたびたび取り上げては
メチャクチャに面白い解説をしてくれるので、視聴者は半年で20万人を突破!
破竹の勢い、なんであります。
私も、チャンネルが始まってすぐのころ「これメチャクチャ面白いぞ!」とブログに上げたのですが、やはりの人気ぶりで鼻高々といったところ(お前が威張るな!)
そして、今回は「コレは絶対見た方がいい!」という私のイチオシ!
ドガ2部作をご紹介します。
西洋絵画史随一のどヘンタイ!ドガ
山田五郎さんは、自著の中でも「ドガは真正のヘンタイ」であると強く主張していました。
絵画にさりげなくハゲオヤジを仕込んで、少女の可憐さを引き立てる「ハゲオヤジ効果」を100年も前に先取りした話は、私も以前『ヘンタイ美術館』で読んだときには余りにおかしくて、腹を抱えて笑いましたさ…
【参考記事】
しかし、活字はジワジワ来る面白さがありますが…動画はスイスイ見れて面白いぞと!
そして、さらに過激になっております。
なんと、あのハゲオヤジ効果で引き合いに出された「エトワール」に更なる称号が!
NTR(ネトラレ)要素もある、というのです。
これが、解説を聞きながら絵を見ていると、何とも不思議な説得力があるんです。
もちろん、こんなこと美術の授業ではやらないだろうな…でも、そういう方が大人の好奇心は満たせるかな…と。
ついに解禁!「元祖フィギュア造型士 ドガ」
そして、以前のヘンタイ美術館では決して明かされず、ちらっとだけ紹介されてたもの…
それは、ドガの美少女フィギュア編。
これは、本の中であまりに気持ちが悪いといわれて、作品が一つだけ、写真で収まっていたのですが、イマイチピンとこなかった。
しかし、この『オトナの教養講座』は、あくまで寛容で楽しく美術を許容できる人の集まりだと山田さんが考えたのか、ついにドガの作った美少女フィギュアで一本撮ってしまうのです。
これが、「気持ちいいくらい気持ち悪い!」
サムネの「14歳の踊り子」を展覧会に出品したドガにみんなドン引き。結局生涯で発表した像はこれだけなんですが、死後彼のアトリエから、今でいう美少女フィギュアが次から次へと出てきて、遺族驚愕!
目が見えなくなっても、ひたすら手の感覚を頼りに、美少女像を作り続けるドガおじいちゃん!
こええよ!
しかし、このチャンネルを楽しく視聴する私にとっては、女の子に声を掛けられないくらい超内気で、生涯独身で過ごしたドガおじいちゃんが、
ロウをこねて、こういうのをシコシコこさえてた変態魂に奇妙な感動を覚えるわけです。
これが、私一人の感想でないのは…この動画のコメント欄が雄弁に語っていて…
「ドガを現代の美少女フィギュアとか売ってるコミケに連れて行ったら感動してくれるんだろうなぁ」
「yesロリータnoタッチを徹底してる紳士の鑑ですね」
「超ド級のド変態だけど、誰にも危害は加えず家でひっそりと発散(しかも発散の仕方が彫刻)するドガさんを世の変態達は見習おう」
と、割と好意的なコメントが多いのも面白いです。
時代を100年先取りした「どヘンタイ」ドガの人生をビール片手にぜひ楽しんではいかがでしょうか?
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