今、まともに連載読んでいるマンガってなぜか、ビッグコミック系が多いんですよ。
スピリッツの『プラタナスの実』とか、スペリオールの『味いちもんめ継味』とか…
そんな中でも今、一番推したいのが、ビッグコミックの『ダンプ・ザ・ヒール』です。
最近のYouTubeチャンネルで、昔の女子プロレスに興味
実は、私は元女子プロレスのブル中野さんのYouTubeチャンネルをちょこちょこ見ておりまして…
そこには、ジャガー横田さんとか、クレーンユウさんとか、ライオネス飛鳥さんとか
そして、このマンガの主人公のダンプ松本さんなんかも出てきて、当時の思い出話をしているのを見ているのが好きなんです。
彼女達の活躍していた当時、私女子プロレス全然見てなかったんですが
当時JCだった従姉が、全女のクラッシュギャルズの熱狂的なファンで
ポカーンとしている小坊の私の前で
いかにクラッシュがかっこいいかを熱弁し、返す刀で極悪同盟と悪徳レフェリーがいかに悪いかを
滔々と話していた、その時の知識しかありませんでした。
で、後で冷やかしでプロレスの動画をYouTubeで見てたら、めっちゃ面白いのね。
ヒールは実はいい人だった(今さらかよ!?)
で、話を聞いていると…ヒールやってた人ってメチャクチャいい人たちなんですよね。
何今さら言ってんだよ?とツッコミ入りそうですが、
何しろ、アップデートされるまでは、従姉の知識がすべてだったんで(´・ω・`)。
(あ、そういえば昔小学校の同級生のおばあちゃんが駄菓子屋をやってて、子どもの頃のダンプさんと知り合いで「優しい子だった」と話してたな。確か)
で、たまたまビッグコミック読んでたら、松本ってパッとしない女の子がプロレスでいじめられているマンガを見つけて、
「ふーん…」と思ってみてたら、あのダンプ松本さんが主人公のマンガだったという。
完全に乗り遅れた形でこのマンガを読み始めたわけです。
女子プロレス界の凄惨なイジメにドン引き!
最初読み始めて「うわっ!?」となったのが、先輩の理不尽なしごき(というか、イジメ)。
目を付けた後輩を特訓と称して、ボッコボコにするわ、10万円と書いた紙きれ渡して買い物に行かせたりとか…
巡業先で買い物に行かせている間に勝手にバス発車させちゃうわ…
なんか、ダンプさんの同期って10人以上いたけど、どんどんやめて行っちゃうし
会社は会社で、もうかりゃいいという人事管理もいい加減な所だったみたいで
「私なら、初日で辞めるわ」と思っちゃったり。
「母親を楽にさせて上げたい、父親ぶっ〇す」で自分のスタイルを…
でも、母親は一生懸命に働いて家を支える姿をみて、
いつかお母さんを楽にしてあげたい、と思ってジッと耐える姿に、読んでてドンドン松本香(ダンプさんの本名)ちゃんに肩入れモードになるブログ主。
その一方で、父親はホント、どうしようもない人物らしく…いつかぶっ〇すと。
そんな試行錯誤のなか、ガンガンパワーで押していくスタイルを確立し…
先に売れたクラッシュギャルズと対立する悪役として頭角を現すという。
でも、長与千種さんとは苦楽を共にした同期で、アパートの一室でタバスコかけた白ごはん食べて、「がんばろうね」と励ましあうシーンもあり…
もう44歳になるオジサンからすると、涙ボロボロ流しちゃうような
下積み物語なんであります。
最初はちょっと見るに耐えられないシーンもあるけれど、読んでてドンドン引き込まれるマンガなんで、当時の女子プロレスをご存じの方も
そうでない私のような方も是非一読すると面白いんじゃないかと思います。
【一巻しかないけど、このマンガもおすすめ】
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