DUO3.0の例文を頭に入れる「変則音読法」

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私は英語の勉強に、只管朗読を取り入れています。

 

これは、故國弘正雄先生が書かれた『英語の話し方』からヒントを得て、実践を始めたものです。

この方法を取り入れてから、それまでと英語の読み方、聞き方が明らかに変わりました。今でも、力を落とさないようにDUOを使って音読に取り組んでいます。

 

しかし、只管朗読というメソッドは王道ですが、サラっと読めちゃう英文を何百回も音読するので「飽きやすい」という弱点?があります。國弘先生の学生時代は戦中戦後で物資が乏しく、英語の教科書だけしかなかったという状況が逆に幸いしていました。

教材が手元にある英語の教科書しかない。

そうなると人間は工夫して一つのものを色々なやり方でやってみるから、かえって今できることを深く掘り下げる努力をするからです。

しかし、現代は目移りしそうなほど様々な教材があふれています。そういう時でも、努力をする必要性は変わらない。買うだけで力が付くなんて教材は現段階でも存在していないからです。

まぁ、ガチャガチャ言っていますが、『一つの教材をずっとやっていると飽きる』というのは、まぁ間違いない。だけど飽きるほどやって習熟しているかというと、個人的にもっと回数を重ねないとまだまだモノにならない。

皮膚感覚で、そのことが分かっています。そうすると、やることは一つしかない。

さらに、徹底的に音読を重ねることです。

そこで、「逆の順序で英文を読んでいこう!」と考えて、実行中です。

DUO3.0には、560の英文を収録しているのですが、通常は1番目から順番に英文を音読しています。

今回はこれとは逆に、560番目の

Let’s call it a day,Bob. I’m starved.

Yep. I’ll buy you dinner.

から、559、558…と逆の順序で英文を読んでいくんです。たった、これだけ。

 

そんなの、何の役にも立たないんじゃ?という方。そんなことありません。

人間って、ルーティーンに対応する力があるんです。

自転車に乗り始めたときって、中々コツがつかめないけど、いったん乗れてしまうとさほど苦も無く乗りこなせてしまいますよね。あれと、同じことが英文朗読でも起こっているようです。

英文を音読して次に移るとき、次の文章を丸暗記しているわけではないけれど、次の文章はこういう文だからって無意識に身構えてしまうことが起こるわけです。これは脳の対応能力としては自然なのですが、只管朗読をより深くやるためには、ありがたくもあり、迷惑でもあるちょっと困った機能です。

だから「似ているけど、このパターンはこれまでとちょっと違うぞ」と脳みそを勘違いさせるんです。

本当なら、完全にアットランダムで英文を読むのがいいのでしょうが、順序を逆にして読んでも、結構効果があります。

実際、逆の順序を久しぶりにチャレンジしたらまぁ、よくトチること。それだけ、脳は「あれっ、これまでと違うぞ!どうなってるんだ?」と混乱する。そうすると、不思議なことにマンネリ感が薄れて、また新鮮な気持ちで音読できます。

ちょっとした工夫なんですが、結構効果があります。似たようなマンネリ感にお悩みの方、ぜひ一度お試しあれ。

今回紹介した只管朗読について詳しく書かれているのが、「國弘流英語の話しかた」です。英語学習法は星の数ほど出版されていますが、いまだにこの本を超える学習本を知りません。

絶版になり、定価1,500円+税が倍近い値段にまでプレミアが付いちゃっているのが、この本のスゴイところです。

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