「子どもが伸びる」家庭とは?

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この記事は精神科医の名越康文さんの「経済状況に関係なく子どもが伸びる家庭の条件」のまとめです。

子どもを持つ方なら何よりも子どもに願うのは「幸せな人生を歩んでほしい」ということではないかと思います。

その親心を反映して子どもが伸びていくにはどこに気をつけるのがいいのか?

名越さんの話は示唆に富んでいると思います。

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家庭の年収は、子どもの学力にも影響するが…

ご承知の通り、家庭の年収とその子どもの学力には明確に相関関係があります

2016年の記事ですが、この中では東大進学者の家庭の半数以上が年収950万円以上になっていて、350万円未満の家庭はわずか8.7%に過ぎません。

もちろん、学歴が高い=幸せとはならないのですが、

昔と違い、学歴のない人でも高収入を得られるような仕事は少なくなっていますから、貧困が固定する可能性は否定できませんし、実際そういう問題があるわけです。

しかし、それとは別に経済状況に関係なく子どもが伸びる家庭の条件とは何でしょうか?

①毎日、子どもに朝ごはんを食べさせている家庭

朝ごはんを食べさせる、というのは朝ごはんを作るだけではなく、早寝早起きをきちんとさせているって事でしょうね。

規則正しい生活は、身体だけでなく脳にも健全な育成をもたらします。

また、親が子どもの生活スタイルが乱れず、朝ごはんの習慣をきちんと付けているのは、子どもに対する関心を絶やしていないでいる何よりの証拠とも言えそうです。

②本や新聞を読むように勧めている家庭

僕もよく本や新聞を読みますが、社会や、自分の内面、未来などに強い関心を持つきっかけになりますよね。

また、読書で芽生えた関心がさらに広い視野を養うことに繋がります。

コレは1日2日で形成されるものではないので、長期的な視野で伸びるもの。

成人までが20年という長丁場ですから、この習慣がつくかどうかは、かなりの差になって現れるでしょう。

現在のように社会が急激なスピードで変化する時代だと、常に自分をアップデートしなきゃいけません。

そのための手段として『本や新聞に親しむ』というのは非常に有効な手段になります。

③子どもが小さな頃に絵本の読み聞かせをしていた家庭

これは、②とも関係があると思うのですが、本を読むのは、親の影響が大きいです。

子どもの対応が苦手な親もいるそうですが、子どもが好きな絵本を読み聞かせをする、というのはそういった人にも手軽にできる代替手段だと言います。

「本を読むのは楽しい」って意識付けるのはもちろんなのですが、

「親が自分に関心を持って向き合ってくれている」という安心感を与えるようです。

④PTAや保護者会によく参加している。

子どもがどのような環境に置かれているかに注意を払い、子育てに役立てている姿勢がいいんでしょうね。

大人になってから再会した私の友人でも「子どもが通っているのはどういう学校なのか」をきちんと理解するのは大事らしい。

その子どもに会ってみても、かなりしっかりとした育ち方をしていると感じます。

実際、しっかりしている子を持つ同級生はこの4項目を全部クリアしていました。

皆、経済状況は様々なのですが出来ることで出来る限りに子どもに向き合っていることが分かりますし、彼ら彼女らと子どもの話をすると、実に熱心でいい話を聞かせてもらえます。

昔から、立派な仕事をする人には、その親が素晴らしいというのは耳にタコができるほど聞いていました。

しかし、今回改めて子どもの未来を左右するのは、親の熱意だとしみじみ感じた次第です。

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