清原さんのうつ病の投稿を見て同意しまくった件

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昨日(2021年6月16日)元プロ野球選手の清原和博さんが、

自身のYouTubeチャンネル『清ちゃんスポーツ』にうつ病についての投稿をして話題になっています。

動画の中で「15人に1人の割合で経験する」とテロップが出るうつ病ですが

何を隠そう(隠してないけど)私自身以前精神科のお世話になった一人です。

動画見ていて、トツトツと語る清原さんの姿や話の内容に激しく同意しております。

ただ清原さんの方が数段重い症状で、軽い私ですら辛かったんだから、いかに彼が辛いかは想像を絶する…というところです。

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「うつはこころの風邪」は嘘!

経験者から言いますと、「うつはこころの風邪」と言う言葉ほど誤解されてる言葉はないなぁと思います。

どちらかと言うと「心の新型コロナ」と言いますか…死に至る病という怖さがある

あと、この病気は完全に治るって事はないんじゃないかと。

軽いうつ病だった私ですら

一番ひどい時は毎日「夢かうつつか」と頭がまとまらず、

とにかく不安でいても立ってもいられない。

だけど全然何をしたらいいのか浮かばない。

歩いている時、ふとビルを見上げて「ここから落ちたら楽になるかな」と考えたりはしたんで…

そん位はいきます。軽くても。

毎日が罪悪感いっぱい

で、うつ病の何が辛いって、頭は全然働かないのに、そんな自分に嫌悪感と罪悪感だけはたっぷり抱ける、ということ。

清原さんが、後輩の訃報に接して、涙が出ない自分を「廃人になってしまった」って思ったそうですが、

その辺を見る目はバッチリ生きてて、どうにかしようと思うもままならず、何をやってるんだという自責の念はオリのように心に溜まるんです。

私の場合だと「世の中に、職場に、家族に迷惑をかけてる」って気持ちがドンドン高まっていく感じでしたね。

それが頭の中でぐるぐるしてる。

薬は効くけど万能でもない

私も例によっていろんなお薬を飲んでました。

元同僚がうつ病だった時、かなり重度で傾眠の副作用が強いヤツを飲んでましたが、

私の場合は、性的なヤツが一切反応しなくなったりしたのを覚えてます。

どうも薬はいいとか、悪いというのは個人差があるらしく

5、6種類をいろいろ試してみたのですが

中々バチっとハマるものが見つからない。大体、熱さましみたいに、「飲んだら効果がすぐ分かる」というのでもないのが、この手のお薬の難しいところではあります。

タイミングがあってなんとか沼から這い出した

やっと「コレかな?」と思うものが見つかって、薬が多少効き出した頃…

自分の苦しみはなんなんだ?ということを考え出してアドラーとか宗教とかそんなのを紐解いて

人生は苦しいから人は神様を信じるとふと気づき…

自分の中で、思考回路の回天というか、

「人並み以下しかできないなら、出来ないことを認めるしかない」

「平気の平左に振る舞ってるように見える友達も結構苦労してる」

とか色々気付き出して

「良かった、私一人じゃないんだ」と分かり一気に視野が広がって…

なんとか沼から這い出した、そんな感じです。

だから、今でもたまに「気合いで治す」という人がいるけどコレは微妙としか言えない。

何が効くか分からず、太陽の光を浴びてみる、運動(というか散歩)を試みる、薬は処方どおりに欠かさず飲む、思い切って休みを取ってみる、ガバガバ飲んでるカフェインを控えてみる…などなど

とにかくありとあらゆる手が少しずつ効いて、合わせ技で抜け出したのかなぁ…と。

そんな経験をしてきたんで、清原さんの気持ちや状態はメチャクチャ分かります。

誰しもなる可能性はあるので、うつ病の経験がない人も予備知識として見ておいた方がいいと思います。

現在進行形で苦しんでいる人がここまで腹の中を丁寧に話すというのは、大変稀なんで。

【関連記事】

清原和博さんの『魂問答』で自分にも来た暗黒時代を思い出す…清原さんがおそらく、今以上に辛かったころの本を読んで、感想を書きました。実際のところ、うつ病は分かりやすく良くなることってあまりなくて、良くなったり、悪くなったりします。

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