土曜日、日曜日と仕事が入ってしまい、急に今日休みになりました。
昨日自宅で飲んでいて、明日どうしようかとあれこれ考えていたら…ふと
「昭和天皇大好き!と公言しているけど、まだお墓参りに行ったことがない」
事にふと、気が付きました。そんなわけで…
武蔵陵墓地に、来たー!!
八王子市まで足を伸ばし、武蔵陵墓地へ。
季節は夏を思わせる陽気、ラジオからは文化放送『くにまるジャパン極』なんぞを流し、ゲストの刈谷俊介さんの縄文時代の話を楽しく聞きながら、下道をトコトコ走っての到着です。
入り口には交番もあって、怪しい人がいないか、見張って…いるのかな?
平日ですから、駐車場の車も少なく、人出も見当たりません。
と言っても初めてのお参りです。とりあえず、案内板を確認しました。
案内板には、表参道から大正天皇のお墓である『多摩陵』、貞明皇后のお墓『多摩東陵』に参詣し、すぐ隣にある昭和天皇のお墓『武蔵野陵』、香淳皇后のお墓『武蔵野東陵』とお参りできるようす。
裏参道を使って戻ってくる、と。(・_・D フムフム…
では、早速中に入っていきましょう。
ウグイスの鳴き声と玉砂利踏んでいる音しかしない!
もう表参道からヒシヒシと荘厳な雰囲気がただよっています。
普段聞いている街の音も、車の走る音も、この森の中では一切聞こえてきません。
耳に入るのは、ジャリッ、ジャリッと道にしかれた玉砂利を踏みしめる音と、
森の中からハッキリ聞こえる、ホーホケキョというウグイスの鳴き声だけ。
人気、なし。
私一人だけです。
こんなに静かで、人気のないところ歩いたの、久しぶりです。
しばらく歩くと、分かれ道がありまして…
左に行けば、大正天皇多摩陵。右に行けば、昭和天皇武蔵野陵と書かれています。
迷わず、左へ。天皇陛下のお墓ってどんな感じなんだろう…と進んでいきますと、パッと視界が広がり、右手には、大正天皇多摩陵が広がっていました。
大正天皇多摩陵…スゴイ立派なたたずまい
感想は…すごい立派なご陵墓ですね。
階段の奥は柵があり、中に入れないですが、上り切ったところには立派な松とかの手入れの行き届いた枝ぶりが見て取れます。
建築にも、維持にもものすごく手間とお金がかかっているであろう様子が垣間見えます。
陵墓の形は上円下方墳という形式で、下から見上げても、ちゃんと目に入る大きさです。
前にお一人、先客がいたので、その方のまねをして、しばし手を合わせて黙とう。最後一礼という形をとりました。
貞明皇后多摩東陵…小ぶりで、大正天皇陵よりも質素な雰囲気
つづいて、お参りしたのが貞明皇后の陵墓である『多摩東陵』です。
階段が大正天皇陵の半分くらい、高さも、やや低めです。
階段の上には様々な木が植えられていますが、こちらはやや質素な気がします。
もちろん、天皇陛下よりも大きなお墓になるわけがないわけで、その違いもあるかもしれませんが、大正天皇崩御の時は皇室財産も潤沢であったのに対し、貞明皇后は太平洋戦争後に崩御されているので、そういった経済的な理由もあるのかなぁと。
ただ、凛としたたたずまいが、貞明皇后っぽいなぁ、と思ったりして…
昭和天皇武蔵野陵…山も従え、借景が映える
道で分かれていると、遠いのかな、と思っていたら多摩東陵から歩いて100メートルもしないで、昭和天皇のお墓、武蔵野陵に到着します。
この武蔵野陵も階段はそんなに高くなく、やっぱり戦後に質素に改められたのかなぁと。
しかし、コチラは大正天皇陵ほどの高さがない分、周りの深い森や山の緑も従えて、堂々としたたたずまいです。
生前は動植物が好きで、生物学を研究された昭和天皇。
景色も味方につけて、堂々としたたたずまいが印象的です。
香淳皇后武蔵野東陵…万事控えめな皇后を偲ばせる
最後に、一番新しい香淳皇后の陵墓、武蔵野東陵
一番新しい、といっても2000年に崩御されていますから、もう20年以上経ったということになります。
大きさは、お姑さんの貞明皇后の墓陵と同じくらいの大きさです。
生前、香淳皇后は万事控えめな、円満な性格だったそうです。なんとなく、お墓からもそんな雰囲気が漂っているような気がします。
ホントは、八王子の旨いモノ巡りをしたかったけど、一直線に帰宅…
裏参道を回ってくるとさっきの案内板が中央奥にある場所へ戻ってきました。
これでちょうど、お昼時。
本当だったら、周りをブラブラ散策しつつ、地元の名物に舌鼓を打ちたいところ、ですが。
緑のたぬきババァにいちゃもん付けられるのも嫌なので、濃厚接触者0のままで、埼玉に引き返すことにしました。
でも、新緑の季節に爽やかなかぜが心地いい中で、ご陵墓をお参りできたのはすごく楽しかった。
往復4時間かけて、行った甲斐がありましたわ。
ご興味のある方はぜひ、行ってみてはいかがでしょうか
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