この記事では、2021年3月29日から文化放送『おはよう寺ちゃん』でパーソナリティを務める、寺島尚正アナウンサー(寺ちゃん)の魅力をファンの立場から勝手にご紹介します。
以前、私は、「昼から夕方の文化放送がつまらん!」と苦言を呈しいちゃもんを付けたことがありましたが…社会人になりたての頃からずーーーーーっと文化放送を聞き続けております。
専門家でもないのに天下国家を語りたがる「あの人」や、リングアナみたいになっちゃってる「あの人」の番組を聞いて、文化放送アンチになる前に、ぜひ一度『おはよう寺ちゃん』を聞いてみて!と言いたいくらい、この番組が面白いんです。
最初はコメンテーターが違うから、かなと思ったんだけど…
実はこの『おはよう寺ちゃん』は、もう何年も前から5~6時台に放送されてた『おはよう寺ちゃん活動中』をさらに2時間拡大したものです。
途中で、某宗教団体のラジオドラマがあったり、細かなところで「おや?」とは思うものの、6時台のコメンテーターコーナーがバツグンに面白かったので。
右から左まで一癖も二癖もあるコメンテーターが、好き放題に言いながらも、ツボを抑えた解説をしてくれるので、大好きなんですよ。この時間は。
で、新番組でも『~活動中』時代からのコメンテーター他が各曜日に2人づつ登場して、爽やかな朝に、面白いコメントをガンガンやってくれます。
で、思ったのが、『ゴールデンラジオ』や『SAKIDORI』に朝のコメンテーター呼んだらいいんじゃね?ということでした。
だが、ちょっと考えてみたら、やっぱり無理だな、と。
ゲストコーナーで熱くなるとゲスト置いてけぼりで語る大竹まことさんと、コメンテーターに都合のいい答えを期待する斉藤一美さんがもし、上念司さんをゲストに迎えたら…
傍からみたら面白い展開が起こるかもしれないが、局の関係者のクビが危なそう…
コメンテーターの面白さって、受けるパーソナリティの力量が結構重要で、
よく野村邦丸さんなんかは、佐藤優さんと上手い掛け合いでニュース解説をするけど
大竹まことさんトコに、佐藤優さんがゲストとして出たら、大竹さんとアシスタントの阿川佐和子さんを面白がらせようという気持ちが働いたのか、イマイチキレがなかったしなぁ(´・ω・`)。
どんな方向からも受けられる!寺ちゃんがスゴイ!
寺ちゃんの番組って、コメンテーターに上念司さんだけじゃなく、田中秀臣さんや、藤井聡さんといった中々アクの強いメンバーが揃ってます。
ズバリ言うから面白いんだけど、彼らと討論をするわけじゃなく、上手く引き立てるのが寺ちゃんの真骨頂!
例えば、上念さんだったりすると、弁論部だからガンガン攻め込んでくる。
こういう時は、ちょっと会社に頭が上がらないキャラで言論モンスター(誉め言葉)上念司をいなしつつ、細かすぎて伝わらないたとえ話をさりげなくすべらないように絶妙なタイミングでフォローを入れてきます。
また、経済学者として超優秀だけど、アイドルオタクという意外な趣味を持つ田中秀臣さんには、最後にはあえて世間の下ネタがらみのB級ニュースの話題を振ってコメントを求めたり、
新進気鋭の経済アナリスト、森永康平さんが明解な解説でニュースを分析してみせた後、康平さんのご尊父である、
森永卓郎さんの珍言を紹介してコメントを求めたりするなど
コメンテーターの長所を引っ張り出したり、思わぬ反応を引き出すやり取りがホントに上手。
だから、内容的には時事ネタメインでしかも専門的で込み入った話だけど、ストレスなく聞けて、しかも面白い。
これ全て、寺ちゃんのアナウンサーの力量だと思うんです。
昔からどちらかというと、いじられキャラが上手かった
私、20年前から文化放送を聞いてるんですが、当時から寺ちゃんは女子アナ演じるドSな姫に仕える気弱な家老役とか、やってましたからねぇ。
伝統的に、文化放送に入ると色物的なことをやらされるみたいですが、それが素人芸ではなく、結構熱演で面白かった。
『吉田照美のやる気MANMAN』でも、無茶振りに四苦八苦しながら、爆笑モノの仕事をしたし、
ただソツがない、というだけでなく、色んな引き出しを持っているんでしょうな。
文化放送を毛嫌いする前に、ぜひ聞いてみて欲しい番組
↑ の動画みたいな、今考えると「文化」のかけらもない悪ふざけがウリだったのに、最近妙にマジメぶっちゃっているのは、時代の流れだから仕方がないんでしょうが、
寺ちゃんの名人芸は、これらの「禁じ手」を排しても、コメンテーターをノビノビ活かす「猛獣使い」の才能として開花しています。
文化放送はちょっと…という方も、ぜひ一度『おはよう寺ちゃん』聞いてみて下さい。
今はradikoで一週間分は保存されますしね!
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