この記事は、脳の仕組みを活かして、中学&高校の英語で壁となる単語、熟語の覚え方をお教えします。
外国語学習のポイントはズバリ、「単語熟語&文法」です。特に英単熟語は一つ二つを覚えたところであまり効果がないので、中々モチベーションが上がりにくい。
しかし、やり方さえ間違えなければ確実に力になってくれます。
英単語、熟語は一回では覚えられないし、そんなノウハウはないとまず覚悟する。
私も昔、学生だったから分かるのですが、
人間「楽して覚えたい」という気持ちがどっかにあります。楽しくてスイスイ覚えられたらこんな楽なことはない。
まず、そんな色気は捨てましょう!
それでは、やるだけやっても成果が上がらないので、時間もやる気もムダになります。
どうせやるなら「やればやっただけ成果が上がる」方がよっぽど楽しくありませんか?
だから「楽して覚える」方法はないとまず割り切りましょう。そうすれば怪しいノウハウにつられて時間をムダにしないで済みます。
人間の脳のメカニズムをうまく利用する
その上で、人間の頭がどう働いているかをイメージします。
まず「①人間の脳は、繰り返し起こったことを記憶する」という性質があります。太古の時代から人間は、同じことが起これば「これは大事なことだ!」と脳が判断して、忘れない場所に記憶を収めて「教訓」として覚える性質を持っています。これを逆手にとって利用していくのです。
そして、「②脳は意味の分かることをよく覚える」という性質です。1185年に鎌倉幕府とストレートに覚えるよりも「いい箱作ろう」と覚える方が覚えやすい、ということに似てます。
これを言葉にすると単語で a lot of を「たくさんの~」と1対1で覚えるより
I have a lot of things to do.(私はやらなくちゃいけないことがいっぱいあるんだ)
と覚えた方が覚えやすい、ということです。
雑多な知識は関連性がないと、どこがポイントかが分かりません。ポイントを含めて記憶を刺激すると、無意識のうちにパターンを認識して覚えようというスイッチが入ります。
さらに「③あらゆる感覚を動員した方が覚えやすい」とも言えます。
単語や熟語をただ「覚えよう、覚えよう」とジーっと見ているより、声に出してみる、それを聞いてみる、同時に書き出してみる。
あらゆる方向から記憶を刺激すると、脳は「これは大事な事だ!」とインパクトを受けて、「これは大事なことだ!」と頭に収めてくれます。
だから「動作」を込めると、記憶は頭に残りやすいのです。
英単熟語の覚え方まとめ
以上3つのメカニズムを暗記の方法に落とし込むと
①繰り返して覚える
②文章ないし、2,3語の単熟語の塊で覚える
③視覚だけでなく、声に出しそれを耳で聞き、手で書いてといった複数の感覚を総動員する。
個人的には『英単語ピーナツ』シリーズのようなフレーズで覚えるものか、『DUO3.0』や『例文で覚える中学英単語』などの短文で覚えるものがおススメです。これらには付属か別売でCDがあるので、リスニング対策になるのもポイントが高いです。
前者はドリルを解くようにバーッと解いて解いていきます。
後者のような文章で覚えるものは、例文そのものを繰り返し音読する形でやるのが効率的。
そしてどちらにも言えることですが、周回して「気が付いたら覚えてた」が理想です。1、2周ではなく、短期間で何周もやることで、一つ一つの単語に何度も意識的に出会うようにするのです。
一つ一つを覚えようとする完璧主義なやり方では最後までたどり着けずに挫折してしまうのでお勧めしません。
周回数を意識しながらやっていくうちに、内容はあらかた入ってきます。
英単語や英熟語が覚えられない人はぜひ、お試しください。
レベル順、おススメ単語、熟語帳
<<中学校レベル>>大人のやり直しにもおすすめ!
この二つを両方やらなくてもいいです。どちらかをやりこむだけで効果が期待できます。
<<高校レベル>>中学校レベルを固めた社会人にもおすすめ!
これは、英単語ピーナツBASICをやってからDUO3.0に進むとやりやすいかな
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