2019年に「老後に2000万円の資金が必要」という話題が世間をにぎわせたことがあります。
のちに誤解があったと撤回されましたが、
あの時「2000万円用意できるか?」「将来が不安だな」という事を考えた人も多いと思います。
漠然と不安を抱えつつ、しかし「何かしなくちゃいけない」と感じる人も多いと思います。
一方で、投資って騙されるんじゃないの?とか、損をしたらどうしよう?って人もまた多いと思います。
元同級生でもそういう話に興味のある人っているもんで、ブログ主がiDeCoやってて、順調だと話すとがぜん乗ってくる人もいる。
「どんな本がいい?」と聞かれることもチョクチョクあります。そういう人におススメの本を。
今のおススメは冨島佑允さんの『資産が自動的に増えるインデックス投資入門』です。
この本がなぜおすすめなのか?
著者はヘッジファンドでも働いたことがあり、現在は保険会社で運用部門に勤めている、資産運用のプロです。
そしてこの本はタイトルが示す通り、日経平均やTOPIXといった、株価指数に連動する「インデックスファンド」を使い
「長期の期間」「投資対象を分散し」「コツコツと積み立てる」という投資法を分かりやすく書いています。
最初にこの本がなぜおすすめなのか?を書いていきます。
それは「誰でも実践できるから」です。
特別な知識や高度な数学知識といったもの、投資や利食いのタイミングを計る能力や、投資対象を選ぶためのノウハウ
これらがほとんど要らないからです。
大事なのは仕組み作りで、あとはほったらかしにしておけばいい。この本では序盤にインデックス投資がいかにプロにも負けない運用方法かを説いていますが、
投資を始めるステップを第4章で分かりやすく解説しているので、書いてある通りにやれば
誰でも始められるのが最大のポイントです。
iDeCo、積立NISAとメチャクチャ相性がいい
そして、この「長期」「分散」「積立」のアプローチは、
iDeCoや積立NISAの設計とメチャクチャ相性がいいのがポイントです。
iDeCoは65歳まで運用できますし、積立NISAも20年近くの時間をかけられる。
そして、この運用期間や積立システムを活かすには、このインデックス投資投資がバッチリ合うんです。
どちらも始めたら分かることですが、数多くのファンドの中から、どれを選ぶか迷う人がホント多いです。
というか、ここで変な投資信託選びを間違えると、後の話が大分おかしくなってしまうんです。
でも、この本を読んでいたら、ほぼ迷うことなくファンド選びができて
一時的な波乱が来ても、平気な顔をしていられ、結果として大きな成果を積み上げられるようになると私は思いますよ。
3章の『初心者にはおすすめしない投資法』は絶対に読んでおくべき
一般的には投資の話になると、ハデな投資話に注目が集まりがちです。
個別株、FX、仮想通貨、不動産…そして、真偽が怪しい投資話、まで。
この本では、第3章で、こういった投資が「初心者に全く向いていないか」をバッサリやります。私なんかはココが一番面白かった。
たしかに、これらの話はインデックス投資の逆で、「分散」「長期」「積立」がしづらい分野です
一方でメディアで大騒ぎし、知らない人の9割9分はコッチを「投資」だと考えている。
でも、その道はプロですら必ず勝てるとは限らないキビシイ世界です。インチキ投資話に至っては、目も当てられない結果になりかねません。
こういった人生の授業料は、
払う必要がないなら、払わない方がいいに決まってます。
だからこそ、この本を読むなら、必ず3章を読んでおくことをお勧めします。知ってるだけで避けられるものは、避けるべきだからです。
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