この記事は、2020年7月23日にTBSラジオで放送された『相羽あいなの大こ~かいRaDIO』のゲストコーナーで
高学歴芸人「ロザン」の2人が話したノート術と暗記法について書いていきます。
「きれいにノートを書いているのに成績はサッパリ…」という人
また、「暗記が苦手…」という人、それは「やり方」が違うかも…。
アメトークの勉強大好き芸人の記事でも書きましたが、
勉強はできる人のやり方からパクる!
これが基本です。番組は終了してしまいましたが、内容は相変わらず超重要なので、まとめてみました
これが「最低なノートの取り方」!!
まず、相羽さんが2人に尋ねたのは「授業中のノートの取り方」。
相羽さんは、板書をシャーペンで薄く書き、「重要な部分」には👉のマークなんか使っちゃったりして、色ペンを使ってカラフルにノートを作った。人に見せても「きれいなノートだね」と言われたいと。
菅さんが「そのノート、もう一度見た?」と質問すると「見てない」との返答。
そこで、宇治原さんから「それは最低のノートの取り方だよ」とのツッコミが。
そもそもノートは何のために取るのか?
宇治原さん曰く「授業中は先生の話に集中する」のが基本です。
そして、ノートは板書丸写しではダメ。知っている知識、教科書に載っている内容は書く必要がないのです。
ノートに書くべきなのは、自分がよく分かっていないところ。しかしこれは、たいてい板書を書くだけでは不十分。
そこで大事なのが「板書には書かれないけど先生が口で説明している」ポイント。特に自分の中で分からない場所は人それぞれで、板書のポイントをつなぐ重要な話はあるので、そこは聞き逃さずメモするべし
ノートはそもそも何が目的か、というと
「授業で先生あの時なんて説明していたかな?」ということを思い出すためのツール。
ノートを見返して授業の内容が分からないのでは、いくらキレイでも意味がない。「最低のノート」という言葉の真意はここにあります。
そして、自分が授業の内容を理解するヒントになるのは「説明だけで済ませている部分」にあることが多いということ。
そして、そのために練習することがあるならば、早く書く力。
「出来るだけ早く、きれいに文字を書く練習を。早い方が有利」。
情報量が多い方が覚えやすい!
続いて相羽さんが相談したのが、暗記の方法。
歴史や英単語やフランス語などで「知っているけれど意味が分からない」とか、記憶が不完全で上手く覚えられない!という悩みを披露。
これに関して大事な事は菅さんは「歴史は単語でなく、流れで覚える」
流れ、というのは、織田信長ー豊臣秀吉ー徳川家康と覚えるのではなく
本能寺の変の後、織田信長に代わって天下統一をしたのは、家臣の豊臣秀吉
で、豊臣秀吉の死後、徳川家康が江戸幕府を開いた、とストーリーで覚える方が楽だと。
また宇治原さんは「覚える時は情報量が多い方が覚えやすい」とほぼ同じ答え。
なぜなら、人間の脳は構造上「意味のないことを覚える」のは苦手だから。
色々な情報が絡んでいるものはストーリーがあるので、大変そうに見えて実は楽。
だから、英語の現在、過去、過去分詞形を覚えるならば
” speak-spoke-spoken ” と動詞の変化だけをおぼえるのではなく、
I speak Japanese.→I spoke Japanese. → Japanese is spoken in Japan.
と現在形→過去形→過去分詞形というように関連付けて覚えるといい。
また、古典だったら、単語のみを覚えてしまうよりも、古典の本文を覚えた方が、一見大変そうだが早い!
ここまで感心しながら聞いていた相羽さんがポツリとつぶやいた
「近道のつもりでやってた暗記って、めっちゃ遠回りだったんですね…」って言葉。
ホント、実感こもってたなぁ…
ところで、このブログをご覧の皆さん、こんなノートの取り方、覚え方はしてませんよね?
最後に…ロザンの発言まとめ
ノート編
・ノートは「授業で言ってたことを思い出すため」に書くもの。
・まずは授業に集中する
・板書は全部書かなくてよい。分からないところを集中して書く。
・板書だけでなく、板書のつながりを補うためにする「先生の説明」をメモする。
暗記編
・年号だけ、用語だけ、単語だけみたいな「パーツだけ」を暗記するのは大変。
・歴史は「流れをつかむ」
・英単語は英文ごと覚える。古典は古文単語だけでなく、古典の本文を覚える。
・情報量の多いものの方が大変そうに見えて、実は覚えるのが楽。
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