入院した義妹に本を差し入れてみた

マンガ

身重の義妹が、入院したとの連絡を受けてビックリしました。幸いそんなに重篤ではないらしく1週間くらいの入院になるとのことでした。

なんか役に立てたらと思い、差し入れを提案したら「本がいい」とのお話。

義妹は心根の優しい、思いやりのある女性です。

ただ僕が好むような国際情勢とか、語学とか歴史なんかはあんまり良くないかなぁ…

それに、ホラーが怖くて見れない、見たくもないし…みたいな怖がりなんで「人の弱さ、醜さなんかを描いてあるようなものや事件のドキュメンタリー」なんかも危ないかもしれない。

「それならば、人間っていいなぁ…って思える本がいいだろう。それも小難しくないものを」と思いまして、本棚から何冊か見繕って渡してみました。

①佐々大河「ふしぎの国のバード」

最近読んでみて、最新刊の5巻まで一気読みしてしまった「ふしぎの国のバード」をまずはチョイス。

イギリス人のイザベラ・バードさんが明治初期の日本を旅する物語なんですけど、140年前の日本は私にとっても「異国」です。

病院の中だけど、1週間ゆっくり出来るわけだし、そんな時だからこそ、ステキなタイムトラベルを楽しんで欲しいなぁ…と。

マンガだと、ビジュアルでその雰囲気が伝わるし、バードが通る場所に、今弟夫婦が住んでいる街があるので、楽しんでくれればいいなぁ…と。

②三瓶明雄「三瓶明雄の知恵」

ちょっと前に読んだ本です。

以前ちょっと話していて、こういう「農業の話」が好きっぽいと感じていました。

この一冊には、タイトル通り野菜の育て方や、炭の焼き方(この本を読んで驚いたのですが、明雄さんは最初、福島DASH村の『炭焼き指導』担当だったんですって!?)、かまどの作り方、藁紐のない方、ワラジの作り方、漬物や味噌の作り方…と興味深い内容が満載。

憧れが「農家の嫁」だった義妹に、もってこい…かなぁって。

③吉永みち子「麻婆豆腐の女房」

私の大好きな一冊。

四川飯店を作った陳建民さん、洋子さん夫婦の話を描いた一冊です。

流浪の果てに来日し、ひょんなことから結婚した2人。

年月をかけて二人三脚で歩むうちに素敵な夫婦になっていきます。

最初はワンマンな建民さんなんですけど、最後の方は「ママは神様がくれた宝物」というほどに。

珍しく洋子さんが入院した時は、特製スープを毎朝届けに来て、それが済むと洋子さんの隣でスヤスヤ眠ってしまう、なんて微笑ましいエピソードもあります。

弟夫婦を見ていると、陳さん夫婦みたいな2人になってほしいなぁ…と思う時があるんです。そんなわけでこの本も入れておきました。

④加東大介「南の島に雪が降る」

コレはちょっとチャレンジしてみた一冊。私の好きな戦争モノですけど、戦闘の話はあまりないです。

役者をしていた加東大介さんが、戦場の慰安のために劇団を作ることに。

衣装やカツラなんて戦場にないですから、工夫を重ねてこしらえ、脚本を思い出しながら書き、素人役者が稽古を重ねて演目を上演していきます。

「演目が見たいから、頑張って生きよう!」

飢えと病気に苦しみ、地獄のような毎日を送りながら、ささやかな楽しみのために必死に頑張る兵士の姿が涙無しには読めない一冊なんですよ。

でも、全体的に暗い感じでなく、どことなくユーモラスで面白い。それでも深い余韻を残すのは、さすが経験者だと思います。

読んでいると、今ある平穏な毎日がありがたく感じる一冊です。

…気に入っていただけるといいのだけれど。

追記:その後、弟を通して連絡がありました。「ふしぎの国のバード」はあっという間に読んでしまい、明雄さんの本も楽しんでいただけているとのことでした。

どうも僕は2人から、「小難しい本ばかり読んでいる」とイメージを持たれているらしく「おススメの本が難しかったらどうしよう?」との心配をしていたみたいです笑。

しかし、2人にとっては予想外な選書だったみたいで、喜んで読んで貰えてるんで、兄の面目を施した形になり、ちょっと嬉しい気持ちになりました。

一番手に取りづらそうな「南の島に雪が降る」を読んでくれて、感想まで貰った時には嬉しくて、ビックリしました!!

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