私、やたら内省することを当ブログで開陳しているので、友達がやたら少ないように思われるかもしれません。
だけど、結構人と会うのは好きで、お付き合いもあったりします。
特に中年になって、同窓会の機会が出来、昔それほど仲良くなかった人とも話す機会が多くなり…
そこで意気投合して、意外に近くに住んでたりする人とは定期的に会うようになりました。
大人になってから会ったら…こんなにいい奴だったのか!
面白いのが、昔から仲がいいわけではなかった人と改めて親交を持つことが多い事ですね。
当時の僕はいわゆる「オタク」だったので結構一人遊びに慣れていたんです。その辺は、今このブログになんとなく雰囲気が残っていると思います。
そうすると、まぁ当時主流な「みんなでワイワイ」にはちょっと距離を置いていて、自然にそういう人との付き合いは薄かったわけです。
でも、大人になってから改めて話すと…これがホントにいいヤツだったんですよね。
「同じ時代を同じ場所で過ごした」という価値
大人になっていくコースは様々ですけど、
僕とは違った経験を積んで、各々責任を背負って毎日を真剣に生きているのが分かりますし、人として磨かれていますね。
昔は変なこだわりがあったかもしれないけど、今率直に見つめてみるとそれを感じます。
たしかに以前は彼らと、あまり共通点はなかったけれど小中学生のあの時、同じ校舎で同じ時間を過ごしたっていう縁はあるんです。
たった、その一点だけなんですけど、そこを深く掘っていってらとても大きい金脈を掘り当てたっていいますか。
もうね、酒飲んで色々な事を話しているだけで、ホント楽しい。違った経験を語り合っているうちに夜が明けた、なんてことも…
何なら当時の自分に電話をかけて、「今誰々と飲んでいるんだよ。スッゲーいいやつだよ、知ってるか!!」と教えてあげたい。
多分信じないだろうけど(苦笑)
同じ空の下に、みんながいるという事実が心強い
それと今、同じ空の下、それぞれの場所で頑張っている友人の存在はホント心強いです。
何もしてくれなくていいんです。
一緒の時代を共に生きているっていう、その一点だけでいい。
家族とかいれば、責任感、義務感から強く生きられるというのがあるのかもしれません。
ただ「私は一人じゃない」という気持ちになれるのは、なにも家族だけじゃないなぁ、と感じます。
そうすると、多少へこむような出来事があっても、俺もしっぽを巻いて逃げるわけにはいかないぞと
萎えそうになる気持ちを奮い立たせることができますので。
それがどんなにありがたいことか。
ひ弱な感じに思われるかもしれませんが、こんな心の満たされ方ってのもあるんですね。
【関連記事】
佐藤優『友情について』を読む…高校時代に仲の良かった友人と、久しぶりに再会…その後間もなく、彼に末期のガンが見つかった時、友達として何がしてやれるのか。親友の余命と争うようにあらゆる仕事を後回しにしてこの本の出版を急いだ、佐藤優さんの気持ちを読みながら考えてみました。
釣り師ユウスケくんの釣果を食べよう!…ユウスケくんも、大人になってから仲良くなった一人。気持ちのサッパリした、素敵な友人です。彼の釣果をその日のウチに美味い美味い!と舌つづみ。ヒルズ族でも出来ない超贅沢を堪能しました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が面白かったらTwitterリツイートやシェアボタンでの応援よろしくお願いいたします。
コメント
こんにちは!
朝おきて仕事モードに入る前にひとつ記事を読ませていただいています。
ほんとうに、一生懸命努力しても、へこむことありきの人生。
しかしながら「自分は一人じゃないぞ、だから引くもんか」と最近とみに思います。
私の場合は「友人とわいわい」ではないのですが、ポール・ヴァレリーによる「教育について」の文章を四苦八苦しながら読んだとき、なぜか勇気がでました。
ヴァレリー氏がそばで私にしっかり生きろと言っているみたいな気がしました。
Le vent se lève, il faut tenter de vivre !
>SCHONBERG,K.さん
いつもありがとうございます。
ヘナチョコですが私も頑張ります。