思い出の一冊『レンズはさぐる』を読み直したら、大の大人が感心する内容だった!

読書メモ

ふとした時に、突然どうでもいい事を思い出す時ってありませんか?

私は、ブログを書いていて、小学校の図書室をツラツラと思い出してたら、ある一冊の本を思い出しました。

それは、NHKの子供向け科学番組を本にまとめたもの。

タイトルは当時新聞のテレビ欄を探しても見つからないし、親に尋ねても「聞いたことない」とのこと。

本の中では高速度カメラで撮影された「ミルククラウン」がキレイでした。

タイトルはすっかり忘れてしまって、

ヒントはそれだけでしたが、なんかその本が無性に読みたくなりました。

まずは番組タイトルから探す

ラジオ番組なら、ここでリスナーに情報提供を呼びかけるところですが、

私はラジオパーソナリティでもないですし、とりあえずネットでいろいろ検索しました。

昭和53年生まれの私が、小学生の頃読んだ本なので、

どんなに新しくても昭和50年代後半までに放送されていないといけない。しかも、当時でもその本は相当古ぼけたイメージでした。

そこで、昭和40年代後半あたりから、そういう番組はないか、探してみると、以下のタイトルが浮かび上がってきました。

・四つの目(1966年〜1972年)

・レンズはさぐる(1972年〜1978年)

・ウルトラ・アイ(1978年〜1986年)

この中で、検索をかけてみました、すると…

Amazonで、この様な形で「レンズはさぐる」の児童書があった事が判明。

そして、別のサイトには、この本の表紙がアップされてました。

お、コレっぽい!!何となく見覚えあります。

ツイッターでも聞いてみた

私、ツイッターをやっているんですが

「今『レンズはさぐる』って本を思い出したんですよ」

…って呟いてみました。

そうしたらフォロワーの方から

「子供の頃大好きだった。オープニングテーマは今でも覚えている」

「司会の早野凡平さんが近所に住んでた。優しいおじさんだったよ!」

「科学的に検証する手法は、今の『ためしてガッテン』の原型ですね。」

などなど、様々な思い出話が出てきたのが面白かったですね。

中古本をAmazonマーケットプレイスで買ってみた

まぁ、そんな番組だと知ったら余計に読みたくなりまして、

それならAmazonで買おう、とクリック。

もちろんですが、新しい本ではないので絶版になっています。何てったって「私が小学生の時にあった本」ですから^_^

価格は、1000円ちょっと。

状態はかなり経年劣化しているとのこと。

でもいいんです、40年前の本にハイクオリティを期待してません。読めれば!!

そして待つこと数日…待ちに待った本が届きました。

発送元をみたら、徳島県から送られてきたものでした。

埼玉までの長旅お疲れ様!です。

本を開いてみると、見覚えのあるページが次から次へと…もうなんか、30年近く前にタイムスリップしたような、不思議な気持ちになりました。

懐かしの「ミルククラウン」もこれ、この通り!

そして、改めて見た感想は、高速撮影のカメラやレントゲン、赤外線カメラなどの当時の技術を駆使して科学の不思議を楽しめる内容だったこと。

40歳を超えた今の私にとっても面白い!

昔の俺、やるじゃん(そこ違う!!)

世の中の不思議を、分かりやすく解き明かす

さらに当時の番組裏話には、

制作スタッフたちが「子どもたちに、科学をどうやって面白がってもらうか」

という熱意を持って制作に励んでおられた事が伺えました。

例えば「雨粒はどんな形か?」を解説したこの記事なんですが、

私たちがイメージするような涙型なのかを調べてみた様子が子どもにも読めるように分かりやすく書かれていました。

実験で蛇口からポタポタ落ちる水滴をスーパースローカメラで撮影した様子はこんな感じでした。

はたして、水てきの形はなみだ型なのだろうか?

じゃ口の先に、だんだん水がたまってくる。超スローモーションで見る水は、まるで水あめのようにねばっこく見える。やがてふくらみきった水てきは、ゆっくりとじゃ口をはなれ始めた。

水てきには、しっぽがあり、じゃ口につながっている。そのしっぽがスーッとのびる。

やはりなみだ形か、と思った次のしゅん間、スタッフ一同は、思わず「あっ。」と声を上げた。なみだ形のしっぽになって落ちると思った部分が、しゅん間、二つ、三つに切れたかと思うと、それぞれが球になって落ちていったのである。(193~194ページ)

さらに、シャワーを使った人工雨の撮影を行うと、

小さなものは球形、大きなものほどアンパンの形に潰れることが明らかに。

むかし確かにこの本を読んだはずなのだけど、40代の私、思わず

「そうだったのか!」と面白く読んじゃった次第であります。

当時の子どもたちも、今の私のように「そうなんだ!」とテレビにくぎ付けになっていたんだろうな、と想像すると、スタッフさんの番組の熱意が感じられて、映像をぜひ見たい!となったのです。

そこで、ネットでNHKアーカイブスを調べたのですが、局にもほとんど現存するテープが無い!とのお話。

なんだって!こりゃ一体どういうことだ!?

マスターがない!という当時の裏事情

当時、フィルムからビデオテープの時代になり、映像収録にはビデオテープが使われるようになっていました。

また、今ほど作品を残しておくことに関心が持たれていた時代ではなかったのです。

当時はビデオテープも高価なために、

使ったテープは上書きして再使用されていました。

そんなわけで、昭和40〜50年代の番組には、当のNHKにも残っていない番組がいっぱいあるとのこと。

残念ながら『レンズはさぐる』もそんな番組の一つだったのです。

そんな状況のなか、司会をつとめた早野凡平さんのご家族が、当時自宅でビデオ録画したものをNHKに寄贈されたらしい。

ということはNHKのホームページに紹介されていたのですが、

まだリマスターが終わっていないのか、アーカイブスには「わな」という回の3分ほどの映像しか見つかりませんでした。

うーむ。いつか番組のリマスターが終わったらぜひ映像を見てみたいものです。

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