この記事は、貯金はないけど将来のために何から始めたらいいんだろ?
と昔のわたしみたいに悩んでる20代、30代に「この本に書いてある通りにやってみたら?」とそのままおススメできる本『貯金感覚でできる3000円投資生活DELUXE』(横山光明著)を紹介します。
この本を読んで欲しいのは、
・貯金ができなくて将来が不安
・投資は損するのが怖くてハードルが高い
・なにかアクションを取るとき、新しいことを調べるのがおっくう
という「知らない」「不安」「面倒」な人です。このほかに特に読む必要はないので、ぜひ興味のある人は読んでみてください。
若い人に有効に使って欲しい「時間を味方につけた投資」
わたし、27歳から投資信託の積み立て投資を、38歳からiDeCoもやってまして、その効果は結構理解しているつもりです。
投資、というとマネーゲームみたいなことが想像されたり、
雑誌では、「この株が上がる!」「時代は仮想通貨だ」とか極端なことを書いてるけど、
家庭菜園で野菜を育てて収穫するような
もっと、ゆる~くて、の~んびりとした投資法ってあるんだよ。
そんなことを話しています。
そんなもんだから、「人に勧められる本」探しは結構やっておりまして、そういった本の紹介や実際わたしはこんなことをやっているよ!という記事を「吹けば飛ぶ弱者の投資戦術」というカテゴリーで、当ブログでも開陳している次第です。
この本の3000円投資生活は、時間をゆっくりかけて国際株式インデックスファンドを積み立てして、
決してビックリするほど大儲けはしないけど、潮が満ちるようにジワジワと増えていく
超堅実な投資法を紹介しています。
特に、20代、30代といった「投資金額にそんなに余裕はないけど時間だけはたっぷりある」といった人には、この手法を体得してほしいですね。40代や50代でも間に合うけど、20代から回せば、かなり余裕を持てるので。
月3000円の積み立てで、投資の感覚を養う
また、この本の小憎いところは、月3000円から始める、というハードルの低さ。
3000円言ったら、この前私が買ったガンプラ1個分ですからね。
どんなにカツカツでも、どっかから必ずひねり出せる金額である、ということですね。
もちろん、3000円を積み立て投資しても、3000円が10年後に20万になるとか、そういう話じゃなく
長い時間をかけて投資していくと、結構安定して増えるなという「投資のかんどころ」を体得できるからなんです。後から積立額を増やして、投資額を大きくすればいいんですから。
ただ少額だから、日々の投資の上がり下がりもそんな極端に見えないし、
5年、10年とやって振り返ってみると、おお!結構いいじゃない!?
と運用がわかる、というそんな程よさが「月3000円」なわけです。
貯金のない人は、貯金と積み立て投資を並行で
こういう積み立ての面白さって、ある程度時間をかけないと分からないので、3000円でとりあえず始めるっていう著者の意見に私は賛成なんです。
従来の投資のイメージってタネ銭を作って、じゃ、投資始めるかというものが多かったわけですが、
この本では、なんかあった時に至急必要な分を手当てする貯金(月収7.5ヶ月分)とこの積み立てを同時並行で行うことを勧めています。
貯金ができない、家計の見直しも指南してくれる
とはいえ、わたしみたいなシブチンと違って、いつも毎月カツカツなのよ~って人もいると思います。そういう人もご安心!
同書では、そういう家計の見直しかたもちょっと教えてくれます。
それも、なるべく無理せず、確実に削れそうなポイントを。
そういったところを見直し、浮いた分をこの積み立て投資や貯金に回し、時間をかけてゆっくり増やして、余裕を持って生活をできるようにしましょうってのが、この本のいいところなんです。
そして、コレは大事だからいうんですが…
「似た内容だから」と古本屋で前著を買わず、必ず一番新しいものを購入してください。
金融商品はアップデートされてて、どんどん使いやすく、私たちにとってありがたいモノが登場しています。
この本も、改訂を行う際に、そういった情報をキチンと反映させていますので。
こと、マネー本は鮮度が命です。古本や立ち読みで本代を浮かして、最新知識を取り損なうのは、あまり賢明な手段ではありません。
本当に必要なものはキチンとお金を出して手に入れる…それも投資というものの一環ではないか、とわたしは思いますよ。
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